パック・ザ・リバー(Puck the River)総集編 〜大河の伝説〜(戸田市文化会館)


12月5日(日)に、戸田市文化会館

戸田市文化会館30周年記念事業
戸田市文化会館 文化推進プロジェクト 市民ミュージカル
The River エピソード3「パック・ザ・リバー(Puck the River) 総集編 大河の伝説」


を観劇。

5年目となった戸田市民ミュージカル。

(作・演出:犬石隆、音楽監督・作曲・作詞:玉麻尚一、振付:岸田有子)

1回目(緑組) 午後1時00分開演
2回目(青組) 午後4時30分開演

と、2回公演あって、出演者は、56名(演出家を含む)。主要な役の一部はダブルキャスト(ただし、役替わりで別組公演にも出演するかたち)。

一昨年、昨年と同じく、観覧は、往復はがきでの応募による無料招待。

上演時間は、(休憩10分を含む)約2時間。

今回の「パック・ザ・リバー 総集編 大河の伝説」は、一昨年の「パック・ザ・リバー」、昨年の「パック・ザ・リバー2〜緑の戦士たち〜」を合わせて再構成したもの。これで、「パック・ザ・リバー」は、ひとまず完結とある。


08年の上演時間が約67分。09年が75分だから、10分の休憩を足すと、トータルで2時間半にはなる。これを2時間に再構成しているのだから、単純に考えれば30分も詰めているかと思ってしまうが、じっさいは、それぞれに付いていたフィナーレ部分とカーテンコールの時間は1回分削れるし、09年公演の冒頭にあった08年部分のダイジェストシーンも不要になる訳で、他にも、重複するミュージカルナンバーを1回カットしたりで、シーンのカットや短縮は、それほどでもなかったのかも知れない。

とはいえ、時間的には第1幕が50分で、08年公演のエピソード+09年分のはじめの場までを第1幕におさめていたから、全体の比重としては、第1幕が急ぎ足で、たとえば、洪水を鎮めるために人柱になった女の子の話を、カッパたちが川上みどりちゃんに聞かせるあたりは、ずい分とあっさり進んでしまった印象。

今回の総集編では、新たに、キュー坊とみどりちゃん、パックとみどりの姉・あおい、総理大臣・九太郎と姉妹の母・川上真弓という3組が、カッパと人間のカップルにしてあって、子ども同士のふた組はほとんど設定だけだったが、大人のほうは進展して、大団円では、川上真弓が(人間を捨て)カッパになって九太郎と再婚するというオチがついた。

大団円といえば、国王・九九九左右衛門が「さすが水神さま、見事な筋書じゃった」とかなんとかいっていたけれど、そのセリフには、書いたのはあんただろう、って突っ込んで欲しかったな。

みどりちゃんのあの帽子が100円だったというのには、おどろいた(笑)。帽子といえば、チョッキンとシャッキンの頭は、裏表とも赤にした紅白帽に、カニの目玉をくっつけてある、のだよね。


戸田市民ミュージカルは、2007年の「ザ・リバー 二本の櫂」再演から今回まで、2ステージずつ見ているが、昨年=09年までは、満席の予定とアナウンスはされながらも、じっさいは、2階席がずい分と空いていた。それが、今年は、2回公演とも、2階席までかなり埋まっていた様子であった。

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