ザ・ノンフィクション さらば歌舞伎座〜その愛された理由〜


4月25日(日)午後2時〜放送された

ザ・ノンフィクション「さらば歌舞伎座〜その愛された理由〜」(フジテレビ)

を視聴。

歌舞伎座という劇場そのものの魅力を探求するというのではなく、歌舞伎を支える裏方や職人たちにカメラを向けた内容。

とくに小道具の近藤真理子さん=中村梅之丈の奥さんが番組のメインになっていた。歌舞伎の裏方らしいというのは、かのブログからも察せられたけれど、歌舞伎の小道具のひとだったのか、と。奥さんのほうが年上なのだね。
見据えるのは50年後の歌舞伎、という発言は、なかなかいえるものではない。

小・中学生の頃にあこがれたり、好きだったことというのは、じっさいにその世界を覗いたり知ったりすると、夢と現実のギャップに戸惑って挫折したり、結局は職業とすることをあきらめたりしがちだが、ためらいなく素直に、好きな道に邁進出来るというのは、それ自体が資質なのだろうな、と思った。

歌舞伎というと、家柄や血筋が重んじられる旧弊な世界という印象はいまだに拭いがたくあって、名題下の役者さん夫妻がテレビ番組でクローズアップされたりしても大丈夫なのかな?と思ってしまうが、こんなふうに思う私の感覚のほうが、時代遅れで旧弊なのか…。


番組中、山川小道具店を訪ねるところがあって、お、ここが演劇用の刀剣で知られる山川小道具店か!と、録画したのをリピートして見たり。