だから演劇は面白い!
北村明子『だから演劇は面白い! 「好き」をビジネスに変えたプロデューサーの仕事力』(小学館101新書、700円+税)
を読んだ。
http://www.shogakukan.co.jp/shinsho/(小学館101新書)
女優だった著者が、夢の遊眠社の野田秀樹と出会い、所属俳優のマネージメント部門を立ち上げるところから、同劇団の制作にたずさわり、解散後は「NODA・MAP」の制作を手がけ、その後は、演劇プロデューサーとして話題作を次々に送り出しているシス・カンパニー社長としての今日までと、自身のポリシーを語ったもの。
野田秀樹以外はマスコミ的に無名だった当時の夢の遊眠社の俳優をどうマネージメントして行ったのか、制作という仕事、シス・カンパニーでの役者の売り方など、演劇ファンには興味深い内容で、あっという間に読める。宮沢りえ主演の「人形の家」や、井上ひさし作「ロマンス」のエピソードなども、面白い。
「語りおろし」とあるように、巻末には、『取材・文/島崎今日子』とのクレジットがある。
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小劇団系の役者のマネージメントや制作についての著書といえば、2004年に刊行された
は、面白かった。たしか、これは文庫になっているはず。