霧のむこうのふしぎな町


先日、橘るみバレエスクール公演(http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20090908/p2)を見に行ったとき、

かつしかミュージカルカンパニーオリジナル版
ミュージカル「霧のむこうのふしぎな町

11月29日(日)、かめありリリオホール
第1回12時30分開演/第2回16時開演

  (過去ログのこれ→http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20090902/p1)

のチラシを取って来た。

メンバーは、前回公演「ジャンプ!」からは約半数が入れ替わっているとのこと。

チラシの、出演者の顔写真を見ると、50音順でトップは前回公演「ジャンプ!」のときと同じ女の子(この子、かわいいよね)。「ジャンプ!」でキーパーソンの「操」役を演じた子(今回は何の役だろう)や、若駒・ココを好演した女の子も引き続き出演するのが、楽しみである。


私は未見ですが、「霧のむこうのふしぎな町」というミュージカルは、ミュージカルカンパニー イッツフォーリーズのレパートリー作品なのですね。それを、かつしかミュージカルカンパニーオリジナル版としてアレンジするかたちで上演するのでしょう。


「ブラックバード」を見に大阪へ行ったとき(http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20090906/)、帰りの新幹線の車中で、原作の、柏葉幸子霧のむこうのふしぎな町」(講談社 青い鳥文庫、580円税別)を読んだ。大阪駅近くの紀伊國屋書店にあったので。

スケールの大きい冒険ファンタジーや児童向け読み物があふれる今日的読書環境からすれば、やや物足りない印象なのだが、初版が1975年であることを思えば、和製ファンタジーとしては古典的部類の上品な作品とみるべきなのかな。
夏休みに「霧の谷」へ招かれた小学6年生のリナが、「働く」ことで町の住人たちと交流し、彼女の行動が結果的にトラブルを解決する。30年以上前に書かれていながら、リナが「働く」というあたりは、今日的課題にも通じていて、旧くはなっていないファンタジーだ。水玉模様のピエロの傘の使い方が効いて、余韻がある。

            • -

[追記]
霧のむこうのふしぎな町」を見ました。→http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20091201/p3