江東少年少女合唱団第19回サマーコンサート(江東区文化センターホール)


8月23日(日)は、江東区文化センターホールでの、

江東少年少女合唱団第19回サマーコンサート
 〜地球(ほし)からもらった宝もの〜

へ足を運んだ。


会場までは、(シアター代官山のある)恵比寿からだと、日比谷線に乗り茅場町東西線に乗り換えて東陽町で下車すれば、あとは徒歩数分という道のり。


江東少年少女合唱団は、毎年12月にティアラこうとうで上演される「くるみ割り人形」で、雪のシーンの児童合唱を披露していることで知られる合唱団である。

この合唱団の単独公演に出かけるのは、もちろんはじめて。

一般チケットは、1200円。全席指定なので、開場前から並ばずに済むのが、ありがたい。ティアラこうとうで行なわれるバレエ公演などと同様のシステムで、チケットの予約、購入が出来るのも便利。


午後4時開演。休憩15分(じっさいはもう少し長かったかも)を挟んで、終演は、6時24分。


指揮: 櫻屋敷滋人(江東少年少女合唱団 常任指揮者) 笹子昌美
ピアノ: 奥田和 湯山陽子


プログラムは、以下のよう。作詞、作曲者名は省略。


オープニング 天使の羽のマーチ

1. 女声・同声合唱による10のメルヘン「愛する歌」より

   誰かがちいさなベルをおす
   犬が自分のしっぽをみて歌う歌
   ひばり
   さびしいカシの木
   ロマンチストの豚
   雪の街
   きんいろの太陽がもえる朝に

2. 夢の中のダンス
  地球(ほし)のなみだ
  ふしぎなポット
  天使のパンツ
  へんしんするぞ
  今じゃなきゃやだもん

  Best Friend
  手紙
  COSMOS

3. いとまき
  サラスポンダ
  アビニョンの橋の上で
  鬼のパンツ
  フニクリ フニクラ
  クゥイカマニマニ
  サモア島の歌
  花まつり
  ごんべさんの赤ちゃん
  ともだち賛歌

4. ホルン四重奏

5. 4つのロシア農民の歌「敷皿占い」
   チギサクの教会のそばで
   オヴセン―ロシア神話の福の神―
   川かます
   太っちょのだんな

  茉莉花

6. 三つのわらべうた
   ずいずいずっころばし〜通りゃんせ〜あんたがたどこさ
  八木節
  江戸の子守歌
  田の草取り唄
  会津磐梯山

アンコールとして、「SING TOGETHER」

エンディングで、ふたたび、「天使の羽のマーチ」がうたわれた。


プログラムを見ると、出演の団員は87人。そのうち、合唱の主力になる「チームS」が19人、「Gクラス」が13人。

メンバーの約半数は小学校低学年&未就学児。その小さい子たちの出番も多い構成で、これも自治体傘下の公共施設をバックにした合唱団のあり方なのかも知れない。常任指揮者氏によると、児童合唱はふつう、小学3年生以上でないと難しいが、この合唱団は低年齢の子どもを教えられる指導者がいることもあって、幼稚園児からの指導をしているとのこと。

関係者ではない一般聴衆としては(おそらく数人しかいなかったろうが)、もっと、チームSやGクラスを前面に出したプログラムで聴かせて欲しいとは思った(が、低年齢の子どもの出番が多いことで、肩の凝らない空気が生まれていたことも事実)。

アンジェラ・アキの「手紙」は、NHKのコンクール等ですっかりおなじみだが、生の合唱で聴いたのは、私はこれがはじめてかと思う。

「ホルン四重奏」は、「4つのロシア農民の歌」の伴奏をした4人のホルン奏者による演奏。常任指揮者氏の解説によれば、4人とも第一線で活躍中の演奏家らしいので、要するに花をもたせたのでしょう。

「SING TOGETHER」は、江東少年少女合唱団も出場した第23回少年少女合唱祭全国大会の最後に全参加者でうたわれた曲だとか。


前半は、「チームS」と「Gクラス」が、ピンク、緑、青のポロシャツ。「Aクラス」が黄色のポロシャツ。後半の「チームS」と「Gクラス」は制服に着替えての演奏。

チームS」と「Gクラス」のポロシャツ3色の色分けはどうなっていたのだろう? 男の子でピンクを着ていた子はいないようだったが、個々のメンバーの希望色なのかな。


常任指揮者氏の話によれば、昨年は、時間が押して7時までかかった。今年はホール側から、2時間厳守といわれていた、とのことだが、結局、終演は予定時刻を20分以上オーバー。


児童合唱団って、コンサートに行くと、それぞれの合唱団で雰囲気が全くちがうことが分かって、面白い。

さて、次に私が行くだろう児童合唱は、おそらく、N児の定期演奏会