ちっちゃなエイヨルフ (あうるすぽっと)


2月4日(水)に、あうるすぽっとで、
「ちっちゃなエイヨルフ」
(作:イプセン、上演台本:笹部博司、演出:タニノクロウ)

を見た。

この4日が、初日。

午後7時開演。ロビー表示の上演時間は、2時間5分。途中休憩は、なし。初日の終演は、午後9時10分頃。

カーテンコールに、子役(星野亜門)は出なかったが、終演時刻によるのか、もともと出ないことになっているのかは、不詳。


公演プログラム、1000円。「ちっちゃなエイヨルフ」の台本(文庫サイズの、笹部博司の演劇コレクションのうちの1冊)とのセットだと、1300円。

プログラムの写真で子役(田中冴樹・星野亜門)が着ている服が舞台衣裳なのかと思ったら、エイヨルフの舞台衣裳はまた別であった。よく見ると、プログラムで着ている服は、チラシの写真で着ているのと同じ服だ。

プログラム掲載の「稽古場レポート」のマンガでは、星野亜門くんは左利きで、田中冴樹くんはメガネを掛けているが・・・普段はそうなの(?)か、と。


子役のエイヨルフの出演は、はじめのほうだけというくらいの予備知識はあったが、それにしても、エイヨルフが死んでからが、長い(というのは、つまり、見ているのがしんどいという意味)。だいたい、あの展開で、エイヨルフの両親が、やり直すことになっちまって終わりなんて、あんまりだ。もっとドロドロになって、ボロボロになるのを期待したが。

人間関係に、せっかく色んな仕掛けがしてあるにしては、燃え上がらずにくすぶった程度だから、見ている側はそれこそ不完全燃焼、みたいな芝居である。鼠ばあさんの出番も、あれだけでは、ストーリーのなかの位置づけが不明瞭。「ちっちゃなエイヨルフ」にはふたつの意味があるとか、エイヨルフの脚が悪い理由とか、兄妹に血のつながりがないことが分かるとか、そのあたりの運びはけっこう面白かったのに…。

結局、夫婦が別れないのなら、エイヨルフが生きているほうが、スリリングになる話だと思った。


星野亜門くんて、3年生の子役にしては、けっこう大きいね。最近更新されたプロフィールを見たら、『138cm 30kg』。


配役、子役の出演予定等、関連の過去ログは、↓
  http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20080924/p1
  http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20080703/p1


往きは有楽町線を使って東池袋駅で下車したが、帰りは歩いて、あうるすぽっとから池袋駅まで行こうとしたら・・・道に迷った(笑)。早く帰りたいし、仕方ないのでタクシーを拾って、710円。昨年、劇団ひまわりミュージカルや、某スタジオのタップダンス公演を見た帰りは、シアターグリーンの前を通ったり、ジュンク堂にも寄り道して池袋駅に到ったのに、今回はどうして道に迷ったのか、謎。夜道で暗かったから、ということにしておこう。