劇団ひまわりミュージカル「銀河鉄道の夜」アルタイル公演(あうるすぽっと)
昨日(10/31)のこと、あうるすぽっとで、
劇団ひまわりミュージカル「銀河鉄道の夜」アルタイル公演
(脚本・演出:中島透、作曲・指揮:西村友、振付:港ゆりか)
を観劇。
劇場に着くと、グッズ販売に長蛇の列。女性客(それも若い)が、おおぜい。15分ほど並んで、やっとプログラムが買えた。プログラムは600円で、ベガ公演のものよりサイズが大きいのに、100円安かった。
プログラムを見ると、キャストのトップがカムパネルラになっている。ベガ公演ではトップはジョバンニだったけど・・・。 オーケストラがひとり増えている。
子役は、野本ほたる、齊藤奈彩。配役は、
幼いカムパネルラ:野本ほたる
幼いジョバンニ:齊藤奈彩
ダブルキャストとあるタダシ役は、ベガ公演と同じような役替わりで、ワンステージにふたりとも出演していて、タダシ役でないほうの子はタイタニックに乗っている女の子役で出ていた(観劇回のタダシは野本ほたる)。また、他にも出演場面がある。
上演時間は、2時間弱(途中休憩なし)。
ベガ公演よりも長くなったのは、台本が書き込まれていたり、劇場が替わって舞台の使い方や演出が変わったシーンがあったり、カーテンコールがベガ公演よりも長いせいだろう。
このアルタイル公演は、ベガ公演に較べると、全体的な印象として、少しむずかしくなった気がする。
「ケンタウルスを追いかけて」で、舞台にいるジョバンニと影ではなく、舞台にいないキャストがナンバーをうたう演出は、アルタイル公演でも健在。このうたは、カーテンコールで、もういちどうたわれる。
タイタニックが沈む場面は、ベガ公演のほうが分かりやすかった。ふたりを助けようとする家庭教師と、他人を押しのけてまで船に乗ることを拒むカオルとタダシの姿がより明瞭で。
アルタイル公演のほうがよかったのは、「バルドラのサソリ」。車室を出たカオル(石川由依)が、舞台下手でうたうナンバーがこころに沁みた。カムパネルラの命とひきかえに助けられるザネリ(小野賢章)が、バルドラのサソリを演じているのは、ベガ公演同様である。
発掘の場面は、博士と、大人の助手3人になって、助手たちのローラーブレードがあるなど、子どもたちが助手を演じていたベガ公演とは、演出を(セリフも)ガラッと変えていた。
原作よりも哲学的な話になっていた。
鳥捕りのひと(吉谷光太郎)のセリフが上手かったなぁ、と思う。