宇都宮バレエ団「白鳥の湖」(栃木県総合文化センターメインホール)


10月12日(日)は、栃木県総合文化センターメインホールへ、

宇都宮バレエ団「白鳥の湖」(全4幕)

を見に行った。


宇都宮線の普通グリーン車で、宇都宮まで往復。宇都宮駅から栃木県総合文化センターまでは、徒歩で。

会場のホールへは、むかしむかし(1991年だったか)、劇団四季の「雪ん子」を見に行ったことがあったので、そのときの記憶に従って歩いたのだが、思っていた以上に遠く感じた。…加齢現象かも知れない。


宇都宮バレエ団「白鳥の湖」(構成・演出・振付・指導:坂本幸文、安藤真紀子)は、午後2時30分開演。
途中、15分と10分の休憩が入って、終演は、5時10分。

第1幕と第2幕の間は、休憩なしだったが、各幕の開く前に、あらすじと主な配役のアナウンスがあるので、それが幕を下ろした間のつなぎにもなる格好だ。

演奏は録音。だだし、オーケストラピット部分をスペースとして空けてあって、1階客席は、1F列が最前列。


プログラムは、500円で販売。

宇都宮バレエ団というのは、宇都宮バレエスクールが「公演」をするときの名称のようである。「公演」は7回目で、例年は「くるみ割り人形」を上演しているが、今回は時期が10月でもあり、「白鳥の湖」を選んだとある。


牧阿佐美バレヱ団からのゲスト(特別出演)を8名迎えて、主な出演者は、次のようだった。

安藤真紀子(オデット)
池田眞紀(オディール)
相羽源氏(王子ジークフリード)
坂本幸文(悪魔フォン・ロットバルト)
鈴木規緒美(王妃)
中島哲也(家庭教師ヴォルフガング、儀典長)
菊地研(パ・ド・トロワ、スパニッシュ)
保坂アントン慶(王子の友人、スパニッシュ)
塚田渉(王子の友人、チャルダッシュ)
京當侑一籠(王子の友人)
徳永太一(王子の友人)
坂本舞(パ・ド・トロワ、2羽の白鳥、スパニッシュ)
矢吹まりあ(パ・ド・トロワ、2羽の白鳥、スパニッシュ)


ゲストを除く出演者はおよそ50人だが、多くはジュニア、キッズの生徒さんで、コールドバレエには子どもの白鳥も加わって舞台を担う。

第1幕の村人が子どもばっかりなのは、それはそれで面白かったけれど、第3幕の各国の踊りでは、小さい子たちだけの踊りになると、発表会の趣。第3幕は、各国の姫君が6人で、チャルダッシュ、スパニッシュまで行くと、もうあとは小さい子たちしか残っていない。

相羽源氏さんが楽しみだったので、主役で見られたのは、うれしいこと。
(12月12日の牧阿佐美バレヱ団「くるみ割り人形」で王子デビューが予告されている)中島哲也というひとの踊るところを見たかったのに、家庭教師と儀典長という配役には、いささか拍子抜け。

ロットバルトの衣裳の長い羽根が、いかにも、という感じで仰々しく見えた。オディールのグラン・フェッテは、軸が大きく動いてしまったのが、残念。(残念といえば、坂本龍くんは出演していなかった)


この規模のバレエスタジオの全幕公演としてどの程度のレベルなのかをいうことは私には出来ないが(いずれ、12月のTYバレエ「白鳥の湖」との比較は出来そうだ)、けっこう楽しんだ。4羽の白鳥も、かわいかったし!
チケットぴあで扱っていた座席を買ったのだが、前方の見やすい席だったのもよかった。来年以降、「くるみ割り人形」の上演があるようなら、また見に来たいかも。




帰りには、宇都宮駅売店で「那須の月」を買って、帰宅後と翌日に、たらふく食べた(笑)。なにしろ、6月に仙台行きを回避して「萩の月」を食べ損なっていたので、
(これ。→http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20080615/p1)
その分も埋め合わせるつもりだったが、いかんせん食い過ぎた。土産ものの菓子というのはほどほどに買って、食べ足りないくらいがよいと、今更ながら思ったのは後日談…。