2009年御園座の公演予定
御園座のサイトで、来年(=2009年)のラインアップが発表された。
http://www.misonoza.co.jp/enngeki_folder/schedule.html
(「平成21年公演速報」のチラシが出ていると聞いて、じつは、その御園座のチラシを入手したばかりだった。御園座のサイトには出ていない出演者の名前もあるので、手もとにあるチラシからも多少補いながら、現時点での情報をまとめてみる)
★1月(2〜28日)
芸能生活35周年記念公演 松平健主演「座頭市」(子母澤寛 原作、堀越真 脚本、水谷幹夫 演出)/唄う絵草紙
中村玉緒(特別出演) 若村麻由美(友情出演) 山口馬木也 他
★2月(1〜23日)
劇団創立70周年 梅沢武生劇団 梅沢富美男 前川清 特別公演
★3月(1〜26日)
天童よしみ特別公演「紅頭巾〜弁天小僧〜」/天童よしみオンステージ
汀夏子 加勢大周 穂積隆信 浅利香津代 新田純一 他
★4月
春陽花形歌舞伎
★5月(6〜31日)
川中美幸特別公演
★6月(5〜27日)
御園座上演20回記念 里見浩太朗特別公演「あばれ獅子」(子母澤寛「父子鷹」より、 杉山義法 脚本、金子良次 演出)/里見浩太朗オンステージ
中田喜子 長門裕之 こだま愛 水野久美 三波豊和 川辺久造 有川博 高松あい 柳沢太介 他
★7月(3〜29日)
石川さゆり特別公演「長崎ぶらぶら節」(なかにし礼 原作、金子良次 脚本・演出)/石川さゆりオンステージ
近藤正臣 淡路恵子 他
★8月
「おしん」(橋田壽賀子 原作・脚本、石井ふく子 演出)
小林綾子 山本陽子 長山藍子 前田吟 勝野洋 佐々木麻緒・諸星すみれ(ダブルキャスト) 他
★9月
「細雪」(谷崎潤一郎 原作、菊田一夫 脚本、堀越真 潤色、水谷幹夫 演出)
高橋惠子 賀来千香子 壇れい 中越典子 他
★10月
第四十五回記念 吉例顔見世
★11月
芸能生活45周年感謝祭 五木ひろし特別公演
日替わりゲストあり(杉田二郎 ばんばひろふみ 永井龍雲 堀内孝雄 他)
★12月
「桂春団治」(長谷川幸延 原作・舘直志 脚本・平戸敬二 補綴「笑艶・桂春団治」より、宮永雄平 演出・脚本、浅香哲哉 演出)
藤山直美 沢田研二 小島秀哉 小島慶四郎 土田早苗 曽我廼家文童 他
ざっと見渡して、半数の演目は、すでに東京他の大劇場で上演済みのものが名古屋・御園座にかかる、というかたち。
「おしん」は子役の出演時間も演技のウエイトもたっぷりだし、「細雪」と「桂春団治」は女の子の子役にしどころがあるし、「長崎ぶらぶら節」も明治座から変更がなければ、お雪チや愛八の子ども時代で女の子の子役が出る。楽しみなことである。
里見浩太朗主演の「あばれ獅子」も明治座で上演されたことのある芝居。(「美女と野獣」名古屋公演のチップ役で知られた)柳沢太介くんが、勝小吉の子息・麟太郎を演じるようだ。
御園座は、前から5列までの中央の座席が特別席になっているから、座席選びで悩むのだよね。
でも、たとえば「桂春団治」なら、12歳の春子の出番は第三幕だから、割引料金で昼の部の三幕だけをまず見て、そのあと夜の部を最初から見る、という手法が使える(って、いまから来年の12月のことを考えるのは、早過ぎ)。