八月納涼大歌舞伎の舞台写真と、野田版歌舞伎


昨日(8/19)、八月納涼大歌舞伎 第三部を見に歌舞伎座へ行ったら、舞台写真が出ていた。まだ出ていないだろうと思っていたので、うれしい。


第二部のお客さんとの入れ替えでごった返して、入場の際の混雑がすさまじく。歌舞伎座では珍しくはない光景だが、何しろ暑いので、ぐったり。座席は、1階席だったので、階段を上り下りする必要はなく、開演前はぎりぎりまで、舞台写真を選んでいられた。

鶴松ちゃんの野菊(「紅葉狩」)が5カットあった。
じっさいの舞台で見るより、衣裳の着物の色が淡い感じ。とりあえず、ふたつ購入。

(もっと買おうかと迷ったが、この日は「銀河鉄道の夜」に4800円はたいて財布がさびしかったので、2枚で自重。納涼歌舞伎は初日が遅いので、舞台写真はまだ出てないかと思っていたこともあり、もともと財布の中身が薄かった…)

鶴松ちゃんの写真は野菊だけ。「愛陀姫」での娘役の写真はないのかと思ったら、舞台を見れば、こちらは、白塗りの野菊役とは対照的で、拵えは娘だが、ほくろなんか付けていて、きれいな娘役ではないのだね。

小吉くんの写真がずい分あって、目立っていた。




また、歌舞伎座の筋書売り場で見るまで知らなかったが、

野田秀樹「野田版歌舞伎」(新潮社、1900円税別)
http://www.shinchosha.co.jp/book/340515/

という本が出ていた。

野田秀樹の歌舞伎3作、野田版「研辰の討たれ」「鼠小僧」「愛陀姫」を収録。舞台写真も載っているらしい。