おしん 7月11日夜


7月11日(金)に、新橋演舞場で「おしん」を観劇。夜の部で、4時半開演。

この日は予定になかったのだけれど、朝、「この人にトキメキっ!」(http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20080711/p3)を見たりしたものだからまた行きたくなり、午後、出先から大急ぎで向かって、当日券を買った。

3階1列がけっこう空いていたので、花道のほぼ真上みたいな位置の、3階正面下手側の花道用モニターが見える席を選んだ。本舞台が俯瞰出来るとともに、そのあたりの席だと、花道用のモニターが、2台ともよく見える。


子役は、佐々木麻緒ちゃんと、ももちゃん。

幕開きの、最上川の河原の場で、佐々木麻緒ちゃんのおしん、足もとが何度もツルツル滑ってたけど、どうしたのだろう。雪景色だから、それなりにリアルではあった。麻緒ちゃんのおしんは、花道の筏下りのとき、いつまでも叫んでいて、鳥屋のなかからも声があとをひいて、聴こえる。


おしんちゃんが舞台で食べるもの。しゃもじについた残りめし。ふかし芋。たぬき汁。

山小屋で俊作に字を教わるときの、「あめだまのあ」「あんころもちのあ」……っていうセリフ、かわいいなぁ。


子守のおしんが背負う子ども(の人形)、一幕の中川材木店の子と、二幕の加賀屋の加代の妹では、着せている着物の色がちがえてあって、同じ赤ん坊でも前者が男の子で後者が女の子だということが、観客が視覚的にもすぐ分かるようにしてあるのだね。


第二幕で、長じたおしんが下宿で髪結の店をはじめるが、壁に「理髪料金表」というのが貼ってあって、七三右分、中分、七三左分、カリアゲ、五分刈…などなど料金が書いてある。たとえば、七三分けの理髪だと、七十銭らしい。七つで奉公に出るとき、ばんちゃんがおしんにこっそりくれた銭より高い。


この舞台、いちばん最初と最後が同じ場所になっている(年月は経過しているが)。幕が開いて、最初に舞台に登場するのが長山藍子さん(おしんの母親、ふじ)で、最後に幕を下ろすのもおしんとふじだから、長山藍子さんは最後まで出ているのだ。

ところで、俊作やおしんがハーモニカで吹いている曲は、検索したところ、「庭の千草」という曲のようだ。

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初日の雑感は、→http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20080704/p3
7月7日昼は、→http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20080708/p1
7月9日夜は、→http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20080710/p2
おしん」の子役 http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20080704/p2