レベッカ (シアタークリエ)


4月8日(火)に、シアタークリエで「レベッカ」を観劇。

開幕して3ステージ目。昼の部で、午後1時30分開演。途中休憩が25分あって、終演(=カーテンコール後のオーケストラ演奏の終了)が4時27分くらい。

プログラムは、1500円。角が丸くなっているのは、シアタークリエ公演のプログラムとしての統一デザインだろうか。「放浪記」もそうだったが。

座席は、最後列の中央ブロック。所見の回は、後ろに補助席は出ていなかった(が、他の日時の状況については不明)。


レベッカ」は原作の小説の翻訳が新潮文庫から上・下巻で出ているし、映画にもなったというが、私は、予備知識なしの観劇。窮地に陥ったマキシムはどうなるのか…という展開を素直に楽しんだ。観劇後は、なるほど、主役はレベッカなのだな、とうなずけるつくり。

結末(や謎解き)が曖昧なところもあるが、第二幕は、テンポのいいスリリングな運びで面白い。反面、第一幕は少し長く感じる。説明的、補足的なことをうたうアンサンブルによるシーンが何度かあるが、ステージングも含めて単調に思った。

すでに小説や映画に接しているひとには、ミュージカルではどうえがかれているかを見る楽しみはあるのかも知れないが、やはり、この舞台は結末が分かってしまうと面白さが半減するだろう。ダンヴァース夫人を演じるシルビア・グラブ(序列では3番目だがそれ以上の存在感)のうたが圧巻だ。


ところで、「英語青年」2008年5月号(研究社、1200円)は、

  特集:『レベッカ』とデュ・モーリア

「英語青年」は、前号(4月号)ではドロレス・ヘイズの特集をしていて、なかなか隅に置けない雑誌なのである。


英語青年
http://www.kenkyusha.co.jp/guide/mag/sei-new.html