山口愛ちゃんが名取稚菜ちゃんになる小糸役


12日(土)に、ハイビジョンで放送された舞台中継「花かんざし」を見た。

2005年7月、明治座で上演された、芸能生活五十周年 里見浩太朗特別公演「新撰組余聞 花かんざし」である。

放送されたステージの小糸役は、第1幕が山口愛ちゃんで、4年後の第2幕が名取稚菜ちゃん。


これは、なかなかいい舞台だ。
新撰組にあって近藤勇だけやたらに立派でいいひとなのは、いかにも、かつての東映時代劇だが・・・小糸ちゃんがかわいくて、何より。山口愛ちゃんがいとけなく愛らしく、(その後成長しての)名取稚菜ちゃんは大っきな声で歌をうたうなど、しどころ多し。

第2幕の小糸は、そのうたの前に、近藤の刀に赤い紐を結んで封印をするシーンがあるのだが、あとの殺陣では、その紐は口にくわえて引くとすぐほどけるようになっていて、小糸ちゃんは、ちゃんとほどけるような結び方で封印をしているのだねぇ!

近藤が小糸に、「10」数え終わるまで目を開けてはいけないといって、その間に官軍の追っ手を斬り払う殺陣が印象的。それに続く、幕切れの別れでは、近藤が花道を引っ込むときに、小糸がしてくれた刀の封印を結び直して見せて、このあたりは情感たっぷり。


なお、「花かんざし」に出演の子役は、↓
http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20050705/1120503098