100万回生きたねこ


今朝(8月26日付)の朝日新聞に、

佐野洋子 作・絵「100万回生きたねこ」(講談社、1400円+税)

の全面広告が掲載されていた。『読みつがれて30年』だそうな。

有名な絵本で、私も読んだことがある。

自分のことしか好きでないその猫は何度死んでもまた生きかえり100万回も生きた。が、自分よりも好きな存在に出会い、愛した白猫の死を看取ったあとは、その横で静かに息をひきとると、もう生きかえることはなかった。というお話。

字面だけを読むのならばあっという間で、立ち読みも可能な分量ですが、いろいろと思うことの多い絵本で、読み手自身の経験に照らし、重ねて、さまざまに考えさせられるので、そのあたりが、ロングセラーの理由でしょうか。