「レ・ミゼラブル」6月15日

帝国劇場で、「レ・ミゼラブル」を観劇。
6月15日(金)昼の部で、午後1時開演。

今回帝劇で、初日から8日間、8ステージ組まれていた「鹿賀ジャベール、斎藤&阿知波テナルディエ夫妻、岡アンジョルラス」が揃う最終日。

出演の子役は、次のとおり。
 ガブローシュ:原田光
 リトル・コゼット:加藤ゆらら
 リトル・エポニーヌ:大下夕華


加藤ゆららちびコゼが、「おーちろがあるのよ〜、おとうじなんかも〜」とうたっていて、おもしろかった。バルジャンにくるくる回されたあと、お人形を落とした。こういうちょっとしたことがあると、段取りとちがうものが見られて、いいな。別所バルジャンの表情に愛情がたっぷりで、よかった。

原田光くんのガブローシュは異質。といっても、過去に見た合唱団系のガブローシュも、児童劇団所属のガブローシュたちとは異質と感じるところがあったから、ある意味、予想の範囲内。

一幕最後の、「ワン・デイ・モア」で、ガブローシュを肩車しているのは、グランテールだね。(以前の肩車は、ブリジョン役のひとだったと記憶している)


二幕で、ガブローシュが弾を拾いに出て、うたうのは、「10発ある弾(たま)で、自由を手に入れろ。…」
ここのガブローシュに関する変更は、けっこういい。ちび犬というより、小さいけれど「同志」ということが強調された演出で、堂々とした感じがする。

ガブローシュといえば、「スターズ」のすぐ後の「大きなツラして・・・」のナンバーの終わりの、「いつでもいるぜ」のフレーズがカットされたのは何年版からだったろうか。2003年からだったか?


二幕の砦。「過ぎた日に乾杯…」(Drink with Me)で、グランテールとアンジョルラスがにらみ合う、というか見詰め合う時間が長くなっている。


カーテンコールは、別所さんからあいさつがあって、スペシャルキャストの何人かが今日(6/15)で最後というので、ひと言とうながして、斎藤晴彦さん、(アンジョルラスでの)岡幸二郎さん、阿知波悟美さん(8月にまた戻って来ます)、岩崎宏美さん(あと2回あります)、鹿賀丈史さんからひと言。
そのあと、別所さんが、今日は笹本玲奈さんの誕生日です、何歳になったのかと訊くので、いちばん上手端にいた笹本さんが、二十歳(はたち)と24か月になった、と。

(記憶を頼りに余計なことまで書いて、公式ブログの内容等と齟齬があるとみっともないので、メモ程度で)


何度目にキャストが出て来たときか、(コゼットの)富田麻帆ちゃんが大下夕華ちゃんと手をつないでいたのが、かわいかった。

カーテンコールの終了が、午後4時21分頃。


今年の「レ・ミゼ」は、なんだか期待以上に面白いぞ。
2003年版から、いいほうへ揺り戻しがあったからか。


ところで、公演日程を見ると、阿知波さんは、NLTの「佐賀のがばいばあちゃん」のあと、中2日で「レ・ミゼラブル」に復帰するのだね。