「レ・ミゼラブル」6月11日

6月11日(月)は、帝国劇場で「レ・ミゼラブル」を観劇。

1987年のこの日が、「レ・ミゼラブル」日本公演の開幕(プレビューの初日)だったということで、20周年、二十歳の誕生日を謳ったステージ。


手もとに残っている初演時の新聞広告によれば、1987年6月11日〜16日までのプレビューのチケット代は『S席9000円、A席6000円、B席3000円』、6月17日〜の本公演は『S席10000円、A席6500円、B席3500円』である。

帝劇の窓口で「おキップ」を買うと先着500名様に主題歌レコードをプレゼント、なんて書いてある広告もあり、時代を感じさせる。20年前は、まだレコードの時代だったのだ。


閑話休題

2007年6月11日昼の部は、午後1時開演。休憩が(初日より5分短い)25分になっていた

出演の子役は、次のとおり
 ガブローシュ:横田剛基
 リトル・コゼット:加藤ゆらら
 リトル・エポニーヌ:大下夕華

初日と同じ3人で、リトコゼとリトエポが役替わりした格好。初日につづいて記念日も同じ子たちが起用されたのは、この3人の仕上がりがいいということかしら(それとも、ただ順番というだけなのか…)。

横田剛基くんのガブローシュだけでも充分に満足出来る、といっていいくらい、出番のどこを見ても、楽しめる。マリウスからビラをもらって、それを眺めている様子など面白い。

リトル・コゼットに表情があって、バルジャンに服を着せてもらうあたりから、笑顔を見せて楽しそうにしていた。

初日にリトル・コゼットをうたった大下夕華さんは、プログラムでは「夢芝居一座」が初舞台となっているが、「サイドストーリー」のほうが先ではないのかな?

(今回のリトル・コゼット6人は、フリーの子、児童劇団の子、シノザキスタジオ所属に、今春から東宝ジュニアで学ぶ、などなどバラエティに富んでいる)


ツーロンでの囚人のバルジャンが、他の囚人と同じように帽子をかぶっている。初日には、気が付かなかった。
初日は、何度も、胸前で十字を切るしぐさをしていた別所バルジャンだが、この日(11日)はしていなかった。

鹿賀ジャベールは、初日より出だしも好調そうで、8日にも増して、その演技に堪能!
最初のほうの、ジャベールが帽子をかぶっているシーンでは、マイクは右頬にあるが、その後帽子をかぶらなくなると、マイクはおでこになる。


20年を記念しての特別カーテンコールでは、この日のコゼット役で、6月1日で二十歳の富田麻帆さん(子役のときのイメージは、もうほとんどない)は、なんとなく付け足しっぽくて、応募して招待された10人のお客さんたちのお祝いとは別に紹介してもいいのに、と思った。

その特別カーテンコール。別所さん、開幕プリンシパルだった3氏(鹿賀さん、岩崎さん、斎藤さん)からひと言。(阿知波さんにもひと言もらえばよさそうだが、東宝はそういうところは気が利かない…) ゲストの斉藤由貴さんのあいさつ、ジョン・ケアード氏の登場、さらにゲストで野口五郎さん。

ほかに、スタッフを舞台に引っぱり出したり、とか。
(こういうカーテンコールの様子等は、最近は、公式サイトや公式ブログに出るから、あまり書いても意味ないので、メモとして)

キャストが客席に花を投げているとき、ジョン・ケアード氏がリトル・コゼットを抱き上げて、客席へ投げる振りをしていた(…もし投げてくれても、私がいた2階席までは絶対に飛んで来なかっただろう(笑)。というか、オケピットに落ちるかも)。

初日以上に盛り上がって、何度もキャストが登場したカーテンコールが終わったのが、午後4時44分頃だったから、特別カーテンコールは30分ぐらいやっていたことになるのかな。


終演後の出口では、(協賛している)読売新聞のPR号外が配布されていた。
この号外には、6月7日の通し稽古の舞台写真が載っているが、このガブローシュは横田剛基くんだ。


・・・さて、次の観劇も楽しみなことである。