三婆 千秋楽(ル テアトル銀座)

4月24日(火)は、ル テアトル銀座 by PARCO で、「三婆」を観劇。

当初は、「桂春団治」を見るつもりで予定を空けていた日だったのだが、一等で良席が出戻って来ないかしら、3階の正面が出て来たのを押さえてしまおうか、とくずぐずしているうちに、ある方から、ル テアトル銀座公演でも東宝現代劇なら千秋楽カーテンコールがあるんじゃない?と知恵を付けられて、一転、24日の「三婆」は得チケ(S席11000円→6500円+手配料)が出ていたぞ!と、ここからは迅速にチケットを取って、この日のル テアトル銀座 by PARCO へ。


12時30分開演。
25分、10分と2回の幕間があって、終演予定が3時50分。

ただし、この日は、3月1日名鉄ホールからはじまった今回公演の大千穐楽とあって、期待通りに、千秋楽カーテンコールがあり、その幕が下りたのが、ちょうど午後4時だった。

主な配役は、調布市グリーンホール公演のログに書いたので、そちらにて。
http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20070401/p1


下りたばかりの緞帳の前、下手に、ライトがあたって、区役所職員二上役の横澤祐一さんが登場し(=以降、舞台下手で進行役)、千秋楽を迎えた挨拶あって、緞帳が上がると、2列にてオールキャスト勢揃い。

後列に、脇役のみなさん、12人。前列に、下手側から、永吉京子さん、渋谷哲平さん、沢田亜矢子さん、池内淳子さん、大空眞弓さん、鶴田忍さん、住川京香さん、芥川結香さん(=24日の正子役)。

後列の役者さんたちを、横澤祐一さんが順番に紹介し、そのあと、前列のメインキャストから、ひと言ずつ。

まず、女中(永吉)さんと、肉屋じゃなくて八百屋(渋谷)さん。
永吉京子さんはこの役で2年前に菊田一夫演劇賞を受けた、との紹介あり。


つづいて、このふたりの子ども役のまーちゃん、(前列最上手に並んでいた)子役の紹介。名前をいわれて、おじぎをしただけだったが、先に呼ばれた住川京香ちゃんが「はい」と返事をした声が、かわいかった。

住川京香ちゃんと芥川結香ちゃんでは、(年齢相応に)前者がひとサイズ大きい感じ。
正子の扮装の、髪形、服(ワンピース)、ストラップの黒い靴は同じだが、ハイソックスがちょっとちがっていた!また、ふたっつしばりの髪を結わいているのが、芥川結香ちゃんは飾りのついたヘアゴムみたいなのに(調布公演でもそうだった)、住川京香ちゃんは赤いリボンだった。


それから、重助(鶴田)さん、駒代(沢田)さん、タキ(大空)さん。最後に、松子(池内)さん。
沢田亜矢子さんは、2年前に演じたときは老けよう老けようと思っていたが、今回はこのままでよくなった。亭主も誰もあてにならない、などと自虐ネタっぽいことをいって笑わせて、この仕事をずっと続けて行きたい。大空眞弓さんは、今度は若い役をやりたい。池内淳子さんは、三婆といっても本当に老けてしまってはこのお芝居は出来ない、70代半ばになったが若くありたい、といったようなことをいっていた。


住川京香ちゃんの髪の赤いリボンが、とってもかわいかったな!!どういうふうにして知り合ったの、って訊くセリフを、聴いてみたかった。
昨年は、住川京香ちゃんがダブルキャストで出演している舞台を見に行ったら、全部住川京香ちゃんの出演回に当たったのだけれど…。帝劇の「ご存知!夢芝居一座」で、「お医者さん、わたしたちのおうた、先生に聴こえたかしら」(←ちょっと記憶が曖昧)とかいうセリフが、よかった。


なにはともあれ、東俳の子役ふたりが並んだ「絵柄」も楽しめて、重畳。めでたしめでたし。