沢木順 青山明 伊東恵里 MUSICAL CONCERT


12月22日(金)は、「紫式部ものがたり」の昼の部を見て、この終演が4時15分。
午後7時開演の「沢木順 青山明 伊東恵里 ミュージカルコンサート」までけっこう時間があったので、銀座をぶらぶら。関東圏では終業式の学校が多かったせいか、クリスマス前だからか、夕方の銀座は親子連れも繰り出していて、けっこうな人出。

歌舞伎座へ行ったときにいつも立ち寄る店でひと休みして蕎麦を食っていたら・・・ふと、電通四季劇場[海]へ行くには、新橋駅からよりも、地下鉄の東銀座駅から歩いて陸橋を渡って行くのが自分好みの経路だと気づいたので、次回、行く折りがあらば、雨でも降らない限りは、そうしようと思った。


さて、ミュージカル集団「S・A・I=彩」主催、
沢木順 青山明 伊東恵里 MUSICAL CONCERT

会場は、有楽町朝日ホール(はじめて行ったが、贅沢な雰囲気のホールで、マリオンの映画館のさらに上階にある)。

プログラムは、入場の際に、三つ折りのものをチラシ類といっしょに配布。客席は、予想以上に年配のひとが多く、男性客も多かった。

企画・構成: 青山明/演出・振付: 多胡寿伯子/エレクトーン演奏: 長谷川幹人

曲目をプログラムより引くと、
[第一部]
美女と野獣
「ビー・アワ・ゲスト」「ひとりよがり」「わが家」「愛せぬならば」
オペラ座の怪人
「シンク・オブ・ミー」「オペラ座の怪人」「ザ・ミュージック・オブ・ザ・ナイト」「マネージャー・シーン」「プリマ・ドンナ」「オール・アイ・アスク・オブ・ユー」「ファントムの隠れ家」

[第二部]
クリスマスソング
「太り過ぎたサンタクロース」/クリスマスメドレー(「諸人こぞりて」「赤鼻のトナカイ」「Jingle bells」「サンタが町にやってくる」「White Christmas」「星に願いを」)
アラカルト
エビータより「星降る今宵」、5つの銅貨より「The five pennies」、マンマ・ミーア!より「サンキュー・フォー・ザ・ミュージック」「ダンシング・クイーン」、コーラスラインより「ワン」

これに、アンコールが付いて、青山チェ、伊東エビータ、沢木ユダ(の「スーパースター」)で終わり。

そのあと、いちどカーテンコールがあって、
上演時間は、15分の休憩を含めて、1時間55分(9時前に終わった)。


メモふうに補記すると、
『美女野獣』のナンバーは、コンサートの幕開きとして「ビー・アワ・ゲスト」。あとの3曲は、伊東ベル、青山ガストン、沢木ビーストで。

オペラ座の怪人』は、伊東クリスティーヌ、沢木ファントム、青山ラウル、伊東カルロッタ、沢木アンドレ、青山フィルマン。

「太り過ぎたサンタクロース」は、沢木さんが、21歳のとき、芸術座の楽屋でつくった曲だとか。



(なお、終演後は、ロビーで、それぞれのDVDやCDを買ったひとに沢木さんと伊東さんがサイン会&青山さんによる御見送り)



コンサートの感想を書いておくと、

3人のうちでいちばん精彩があったのは、伊東恵里さん。ミュージカルの本公演では実現しなかったクリスティーヌをはじめとするヒロインナンバーを聴くことが出来て、楽しかった。意外と(?)、カルロッタが、はまっていた。「ミス・サイゴン」のキムもうたって欲しかったと思うのは、私だけではないはず。
青山明さんの老けたラウルが面白く、沢木アンドレ&青山フィルマンは懐かしい。青山ファントムがなかったのが、ちょっと残念。
沢木順さんの野獣、怪人は、コンサートとはいえ余りに感情過多。四季時代はもう少し抑えていたと思うが…。この日のナンバーのなかでは、ユダがベスト。マガルディがそれに次ぐ、といった感じ。

早い時期に申し込んだチケットではなかったのだが、かなり前方の席で見ることが出来、懐かしい気持ちで聴いた2時間弱であった。