天使の果萌ちゃん その3

13日に、本多劇場で、竹中直人の匙かげん2『そう。』を観劇(3回目)。

3回目でやっとこの芝居を楽しんだ。芝居の構図が分かった上で見るのと、そうでないのとでは、大ちがい。
とても面白かった。

二幕の最初に、女たちが、ろうそくを灯して、羅針盤を食べているが、ここでのセリフなどは、結末を知っていて聴くと、いっていることがよく分かるし、その後の女たちの「仕掛け」が楽しめる。
弟のコレヒトの暴力シーンも、芝居の図式が読めていれば、女たちの仕掛けによる空想の世界の破綻の現れだと諒解出来る。

過去に何度も、竹中ナオヒトの空想の世界を崩そうとしたが失敗したということからすると、たとえば、結婚詐欺のエピソードというのは、その「仕掛け」が失敗してナオヒトの空想に呑み込まれてしまったもの、と受け取ればいいのだろうか…

ろうそく病って、本当にあったら、怖いな(笑)。

後藤果萌ちゃんは、おみ脚がとってもきれい!