映画「椿山課長の七日間」

1日は、「三婆」のあと、東劇で「椿山課長の七日間」を見た。
前売りは買っていなくて、1800円払わなきゃダメかな、と思ったら、「1日」のサービスデーで、1000円だった。うれしかー!パンフレット(600円)を買っても、トータル1600円なり。サービスデーのせいか、平日にしてはお客さんが多かった。

パンフレットの「撮影日誌」によれば、撮影は、2006年4月〜6月。(放送中の「14才の母」よりも)志田未来ちゃんは、この映画がかわいい。髪は短いほうが似合う。映画のなかでは、喪服のシーンが、格別。喪服と、ソックスの白とのコントラストもあって、引き立って見える。

原作は読んでいないし、舞台も見ていないので、どんな結末になるのか予備知識なしに見たが、笑わせるシーンや小道具(たとえば、必要に応じて必要ななものが出て来るかばん)など、コメディー調をベースに、ほろりとさせるというつくり。くつろいで楽しんだが、「逆送者」の3人の人間関係のなかで話を完結させているために、都合よくまとまり過ぎな印象もあって、映画館で見てこそ、の作品。「逆送者」本人と「逆送期間中の姿」と、ひとつのキャラクターをギャップの大きいふたりの俳優で担ったところは面白く、絵空事になりがちなファンタジーの「厚み」になっていた。
子役3人(志田未来須賀健太伊藤大翔)が揃っていて、見映えもいいので、結局、子役を見るということに尽きる映画だ。




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http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20061107/p1