奇跡の人
10月にホリプロが青山劇場で上演する「奇跡の人」(4日〜22日)。
ホリプロの公演で、前回と同じ鈴木裕美演出だから、盲学校の最年少の子(セアラ)で子役が出るかしら。前回が、石丸椎菜・黒沢ともよ(朋世)のダブルキャストだったから、期待しちゃうな。
イープラスのサイトによると、出演は、
石原さとみ/田畑智子/鷲尾真知子/大鷹明良/歌川椎子/田鍋謙一郎/武藤晃子/他
ホリプロのオンライン チケットのページを見ても、名前は、アニー・サリヴァンの田畑智子よりも、ヘレン・ケラーの石原さとみのほうが先になっていて、違和感がある。
「奇跡の人」の原題は「THE MIRACLE WORKER」で、訳すと「奇跡の仕事人」。これはヘレン・ケラーに言葉をもたらすという奇跡とも思える仕事を成し遂げた家庭教師のことであり、つまり、タイトルロールはアニー・サリヴァンだ。じっさいにも、この芝居のいちばんの見どころは、自身も失明の不安と(弟のことでの)トラウマを抱えているアニー・サリヴァンが、三重苦の少女と向き合うところにあるのだから。
・・・とはいいながら、94年の、夜想会の「奇跡の人」でも、名前の順番は、チラシでもプログラムでも、ヘレン・ケラー役の鈴木奈央さんがトップだったので、あまり強くは書けないな。