名人戦移管問題



将棋名人戦の朝日移管問題。



寝耳に水の離縁状を突きつけられた格好の毎日新聞

毎日のサイト内に、名人戦問題のページがあって、関連記事や資料がまとめて読めて、便利だ。





かつて読んだものの本の中には、朝日新聞がタイトル戦を持たず、棋戦(全日本プロ将棋トーナメント、現朝日オープン選手権)にとどめているのは、いずれ名人戦を取り返したい思惑があるからだと書いているものがあったから、今回のニュースを聞いたときは、ついに動いたと思ったけれど、でも、報道を読む限りでは、圧倒的に毎日側に分がある。名人戦を朝日に移したとして、もし毎日が将棋から手を引いたらどうするのだろう。あるいは、朝日が名人戦を持てば、読売が竜王戦の価値を守るために、対抗して契約金を上乗せしてくれる、とか考えているのか?



これ、このままもつれると、裁判になるかなぁ?そうなったらそれで面白い。私みたいな、棋譜なんかどうでもいい将棋ファンは興味津々。でも、本当に日本将棋連盟が財政難なのなら、スポンサーの乗り換えより改革をするべきだよね。弱過ぎるプロ棋士にはすみやかに引退してもらうとか、相撲の関取と幕下以下のような差をつけるとかして。プロなのだから、勝てなければ無給でもしようがないし、収入が少なければ、他に仕事を持つのもやむなし。企業と契約した瀬川晶司四段は、案外、今後のプロ棋士にとっての先駆的モデルケースになるかも知れない。