第18回歌舞伎フォーラム公演(江戸東京博物館ホール)



9月6日(火)は、江戸東京博物館1階ホールにて、第十八回歌舞伎フォーラム公演を観劇。午後1時開演のAプロ。



第一部 「歌舞伎に親しむ」歌舞伎の美/効果音 (40分)

第二部 歌舞伎舞踊「櫓のお七」 (40分)

第三部 増補・菅原伝授手習鑑「松王下屋敷」 (60分)



幕間が30分で、2回ある。

括弧内はロビー表示の上演時間。

ただし、観劇当日は予定より少し早く、4時12分頃の終演だった。

(なお、二部構成のBプロでは、幕間が、20分になっていた)



以下、敬称は略しまして、少しく雑感。



まず、第一部は、歌舞伎の効果音について、中村又之助解説で。観客を数人舞台に上げて体験してもらいながらなのだが、この日は、小学生の団体が来ていたので、その子ども6人が舞台上で、雨や雷の音、虫や蛙の鳴き声などを体験。

つづいて、中村梅之の「景清」に合わせて、効果音の実演。

その後は、第二、三部の演目の説明。



第二部は、中村京妙のお七、梅之の下女お杉、又之助、澤村光紀の後見で「櫓のお七」。 この人形振りは、見ていて、ちょっときつい。この手の歌舞伎舞踊は、やはり幹部俳優や御曹司が踊ってこそのもの、と思った。

お七とお杉の芝居の部分は、「超びっくり」なセリフも飛び出すなど、ウケていた。でも、そろそろ、ヨン様ネタに飽きているのは、私だけだろうか。



第三部は、又之助の松王丸、京妙の松王女房千代、光紀の春藤玄蕃、梅之の菅相丞御台所で「松王下屋敷」。

先に、こんなことを書き、いささか先入観が過ぎるかとも思ったが、じっさいに見てみれば、ほぼ先入観どおり。居ずまいのいい子だったが、動きやセリフは、段取りをなぞっていてぎこちない。(のは、6人も選んだ主催者側の姿勢にもよると思いますが)



カーテンコールがあって、又之助より出演者の紹介。子役は、自分で名前をいった。

三味線の豊澤時若こと兼元末次氏も、「演出」として紹介された。



客入りは、小学生の団体さんを入れて、8割くらい。

小太郎の子役よりも、効果音を体験した子どもたちのほうが、楽しそうでよかった。





ところで。

来年2月の第19回歌舞伎フォーラム公演では、子役(というより子ども)を90人募集して、子供「白浪五人男」を上演する予定。←出演には、かつら代など実費、研修費他のお金がかかる(会場にある、チラシ参照)。今度は、本格的に、有料体験教室ですね。