モーツァルト! 8月23日昼(帝国劇場)



8月23日(火)は、帝国劇場で、「モーツァルト!」を観劇。

1時開演の昼公演。



この公演で、「モーツァルト!」日本版は、通算公演回数200回とのこと。



中川晃教のヴォルフガングに、高橋愛子のアマデ。



高橋愛子さんのアマデは、身にまとう雰囲気の濃度が増して、厳しいたたずまいで、充実度高し。



「僕はウィーンに残る」の乱入のとき、アマデが本舞台に入って来るタイミングは、高橋アマデがいちばん遅い、という結論でいいかな。いちど下手ソデの、本舞台の手前でとまって、それから舞台に入って来る。

「憐れなレオポルト♪」で、ヴォルフガングがダイビングしたとき、あっと大きな口をあけている(のは、彼女のアマデにしてはめずらしく表現が派手なシーン)。



高橋愛子さんのアマデは、クライマックスの「モーツァルト!モーツァルト!」で、上手奥の高みの階段に立ったとき、白い羽根ペンを箱の上に乗せて持っているのだね(箱の右側に羽根ペンを持つのがオーソドックスなかたち、と思う)。



第二幕で、中川ヴォルフガングの首を絞めるところは、ちゃんと右ひじが(ヴォルフガングの)あごの下に入っていて(黒沢ともよちゃんも同様)、・・・ひじを入れてくれると演りやすい、と2002年の公式サイトで、中川さんが石川楓嬢にアドバイスしている様子が紹介されていたのを思い出した。



ヴォルフガングの左手のつめは、親指から順に、青、赤、青、赤、青。第一幕「時が来たら僕は行く、〜♪」で、アマデが、ムニュムニュ動いていた左手をとって、きゅっと握り、ヴォルフガングの顔をきっと見上げたところが、面白かった。





第二幕の第2場のセリフは、ちゃんと「でもコンスタンツェは世界一優しい心の持ち主だ」に戻っていた。





通常のカーテンコールにつづいて、「モーツァルト!」通算上演200回の特別カーテンコールが行なわれた。

幕がおりて、オーケストラの演奏。



で、最後の、緞帳前のヴォルフガングとアマデは・・・

アマデが先に出て、あとからヴォルフガング登場して、舞台中央へ。おそろいでポーズ。中川、高橋のご両人並んで、ヴォルフガング手を広げて応え、中川・愛子・中川・愛子の順にジャンプしての投げキス。下手端でふたり拍手にこたえ、手を振って、ソデへ引っ込んで、了。