モーツァルト! 7月10日夜(帝国劇場)



7月10日(日)は、帝国劇場で、「モーツァルト!」の夜公演を観劇。

5時45分開演。



中川晃教のヴォルフガングに、川綱治加来のアマデ。



昼公演につづけての観劇だったが…昼夜ともに、ヴォルフガングの出来がおそろしくよくて、満足度の高い一日を過ごせた。



新聞報道では、中川晃教氏は、10日は、銀座・青木画廊での写真展(こちら)に出席、その後、松坂屋銀座店前でのゲリラライブを行ない、そして、この「モーツァルト!」夜公演の出演となった模様。



中川ヴォルフガングは、演技の良否や巧拙を超えた次元に存在感があるが、舞台上のテンションの高みとこの作品の主人公の悲劇性との響き合いが、カタルシスとなって見る側の気持ちを酔わせる。



この日、中川ヴォルフガングが両手のつめを赤く塗っていたのに気づいたのだが、これはいつもなのかな?(今回帝劇のプログラムと「トップステージ」Vol.24で、梅田芸術劇場公演の舞台写真を見てみたら、左手のつめに色がついている写真があるね)





川綱治加来くんのアマデが、ヴォルフガングを心配そうに見つめる顔に味があって、おもしろい。とくに、ヴォルフガングがコロレドと対峙するシーンでのアマデの表情に動きがあって、見どころ。

川綱アマデは、前に踏み出してきまったときの脚の運びと姿勢に、きっぱりした意思と表現力を感じる。





最後の緞帳前のヴォルフガングとアマデは・・・

ちからくんが先になって下手から登場。少しあとからヴォルフガング。

ふたりでお互いに、両手で「キラキラキラ」と、相手を称えて、中川・川綱ダブルでの投げキス。

舞台下手へ行って、楽しそうに 軽くどつき合い。

で、ソデへ入って、おしまい。