花に舞う鬼



3月25日は、「放浪記」の25分休憩を利用して、近くの旭屋へ行って、本をあれこれ購入。

そのなかの一冊。



東芙美子「花に舞う鬼」(文藝春秋、2190円税別)



林芙美子の芝居の幕間に手にとった本の著者も芙美子とは、これ奇遇なり。



梨園を舞台にした小説。書き下ろし。

まだ読んでいないので、帯にある惹句と、新刊案内から引用してみると・・・



美男の血したたる名門三代にわたる歌舞伎グランド・ロマン!

「役者たちの地獄を見せたかった」

と東芙美子は歌舞伎座の裏で呟いた。



野望、嫉妬、欲望うずまく歌舞伎界に生まれ育った若手3人が、それ

ぞれの美貌と才能にものを言わせて華やかな芸の花を咲かせるまで




 こいつぁ、面白いかもー、わくわく!



[追記]
読了。夢中で読んだ。昭和の歌舞伎界を舞台にしたフィクションでここまで読ませるのは、すごい。 最初にある「家系図」が本文の内容と照らすと一部ちがっているのだが、そんなことはどうでもいいくらい面白かった。

 ※3/26未明に書いたものに[追記]して、ログを少し上げました。