「放浪記」のプログラム
閉館前の芸術座の最後を飾る「放浪記」(3/4〜3/27)
公演プログラムも、それに相応しく豪華だ。
いつもは 1000円のところ、今月は 1500円。
普段は名前と写真だけの脇の役者さんたちもアンケートにこたえて、「放浪記」にまつわる思い出を語っている。
子役のふたり(岩井優季・今津凪沙)も しかり。岩井優季ちゃんの「放浪記」への想いが、なかなか読ませる。
また、このプログラムの約半分を占める「芸術座48年のあゆみ」
こけら落としからの全演目がずらりと紹介されていて、圧巻。完全保存版をうたっているが、資料的な意味でも、手もとに置きたい一冊となっている。
私がじっさいに観劇したことがあるのは、この数多い演目の内のせいぜい十数作品でしかないのだけれど…まだ大人になる前に芸術座で見た2、3の作品の舞台写真には、特に うれしい懐かしさをおぼえた。
また、最近の演目だと、「簪マチ子」の子役は下里翔子ちゃんが写っている。
芸術座は、ロビーに過去の上演作品の舞台写真が飾られている。いままでよく見たことがなかったから、「放浪記」観劇のおりには、しっかり見て来ようと思う。