新春浅草歌舞伎 第1部



12日(水)に、浅草公会堂で、新春浅草歌舞伎 第1部を観劇。



この日で、第1部を見るのは3回目。

何度見ても面白い「仲之町出逢いの場」や、かわいい胡蝶目当てのお楽しみ「鏡獅子」はいいとして、さすがに「封印切」は途中ダレてしまい、睡魔に襲われる始末。また12日は、外はピューピュー寒風が吹いていたのに、客席は暖かなのでなおさら。



風といえば、浅草公会堂って、舞台風がきつくありません?

ほら、劇場で幕が上がったときに、舞台のほうから客席へサーと吹いて来る空気の流れ。あれって、かなり前方の席にいないと感じられないものだと思うが、浅草公会堂は1階席の中ほどでも風の流れを感じる。それに終始、風が客席に向かって来ているような気も。





舞台写真(今年のもの)を販売していた。

 が・・・何も買わなかった。





「年始ご挨拶」は、中村獅童さん。

あいさつ、演目紹介のあと(「浅草花形歌舞伎」とのたまっていた)、「まだ時間があるようですから、何か話しましょうか」

どんな面白いお話をしてくれるのかと思いきや、「あ、そうです、拍手の練習をしましょう」って、・・・拍手の練習!? ということで、立ち上がった獅童丈、客席を巻き込んでの拍手の練習。

1階席のお客さん、拍手〜

2階席のお客さん、拍手〜

3階席のお客さん、拍手〜。 最後は全員で、ってな具合に。



この日で、4人の「お年玉 年始ご挨拶」を見たのだが、前回までのチケットの半券はプログラムに挟み込んだままで、持って行くのを忘れ、ポスターはもらい損ねた。新春浅草歌舞伎は、少なくともあと1回は観劇予定があるので、そのときに捲土重来を期そう(とは、たかがポスターに大げさな物いい)。



いっしょに拍手をしたからって訳でもないが、「封印切」の獅童丈(槌屋治右衛門)が、いい感じ。昨今のマスコミを通してのイメージとはちがって、脇に徹した役まわりを、端然と演じている印象。でしゃばらずに演じていながら、梅川への思いやりみたいなものが感じられるのも、いいな。



 この日は、ちょうど 2時半に終演。





それにしても、11時の開演に間に合うように出かけるのは、なかなかしんどい。みなさん、よく 11時までに劇場に来てらっしゃる、と思う。

芝居は「見るは天国、やるは地獄」だそうなが、見るほうも、けっこう大変だよね(笑)。今月は、新橋演舞場も11時開演の昼の部を2回買っているし 最初が子役の出る「毛谷村」では見ない訳には行かないから、寒中早起きして子役見たさに決死の劇場行と洒落込むって寸法さな(雪など降らねばよいが…)。