ミュージカル ピッピ を観劇



世田谷パブリックシアターで、ミュージカル「ピッピ」 を観劇。



で、速報的雑感を少しだけ。



タイムテーブルは、

一幕、65分。休憩、15分。二幕、75分。



プログラムが、1000円。





子ども向け芝居っぽいちょっとドタバタな立ち上がりなのだが、すぐに調子が上がってミュージカルらしくなる。他愛ないといえば他愛のないお話だが、それゆえに琴線にふれると、じーんとしてしまう、なんかいい感じの舞台。

見てよかったな、と素直に思える作品。



舞台が進むうちに、篠原ともえさんのピッピが、どんどんピッピらしく見えて来るのが、ミソ。



ミュージカルナンバーは派手ではないが心に残り、とくにリプライズされる数曲が、いい。



アンニカ役の高山璃奈ちゃんが、出来物だ。

静止していたり、瞬間を切り取った表情はそれほどでもないのに、動いているときの愛らしさ、しぐさのかわいらしさは、常識を超えている。

歌唱のときの澄んだ声もきれいで、心に響く。

(ピッピと身長がほとんど同じなのは、篠原さんが小柄なせいなのか、璃奈嬢が意外と大きいからなのか・・・)



他に子役では、中井澤亮くんのダンスも、いい。



ピッピのパパ(=海賊の船長)役の力也氏を、ミュージカルの舞台で見るのは、じつに、1990年の帝劇「オリバー!」以来のことだったが、立派な押し出しと声量だけで 充分な存在感だった。





なお、客席は、親子連れが多く、ファミリー層をターゲットにした舞台としては、健全な客層の獲得に成功した模様。