映画「アルプススタンドのはしの方」

8月、9月と、某シネコンで、映画「アルプススタンドのはしの方」を見た。

映画館で映画を見たのは、1月に「ラストレター」を見て以来で、7か月ぶりぐらいのシネコンだった。

8月に行ったときは平日で、お客さんは、私のほかにひとり。今月は休日の午後に見たが、お客さんは、私のほかにふたりだった。入りがいいとはいえなさそうだけど、「アルプススタンドのはしの方」を、もう9週間上映している。


「アルプススタンドのはしの方」は、Eテレで放送された高校演劇もよかったし(映画のパンフレットに、その高校演劇版の戯曲が載っているのがうれしい)、浅草九劇で見た舞台はもちろんおもしろかったし、この映画版も舞台にはなかった見どころやシーンがあって、それもまたいいよね。

浅草九劇と同じキャストのメイン女子3人の関係が、より丁寧に繊細にえがかれているのは、映像ならでは、かな。というか、高校演劇版よりも浅草九劇版、さらに映画版と、シーン(場面)が増えるのに比例して、人物像も深掘りされて来た印象。

安田あすは(小野莉奈)には回想シーンが付いたし、舞台版ではセリフのなかにしか出て来ない久住智香が登場したことで、久住との対比で宮下恵(中村守里)のキャラクターがぐんと鮮明になった。あすはと宮下の間で、田宮ひかる(西本まりん)のしどころも増えた感があるし、宮下恵と打ち解けるきっかけになる「わりと好き」が、秀逸。



小野莉奈ちゃんといえば、この映画がらみのインタビューでの、ウェイウェイがおもしろかった。
これ。↓

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タイトルは、「アルはし」って略すの?

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西本まりん プロフィール



主題歌のミュージックビデオが、映画のダイジェスト映像としてよく出来ている。

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