聖者が街にやって来た


宇佐美まこと「聖者が街にやって来た」(幻冬舎、1700円+税)

https://www.gentosha.co.jp/book/b12121.html


本が出たときは読むつもりはなかったのだけれど、小説のなかで市民ミュージカルが扱われているというので、年末に買ってみた。

タイトルの「聖者が街にやって来た」は、その市民ミュージカルのタイトルでもある。

市民ミュージカルそのものがミステリの舞台になっているのではなくて、市民ミュージカルの関係者の何人かが、一連の事件に深く関わっていたり、巻き込まれたりする。

著者の宇佐美まことというひとは、女性作家なのだね。以前にも著書を読んだことはあったが、この本を読む途中、改めてプロフィールを検索して、女性だと知った次第。