ハープシコードとショーカーテン


今回公演の「モーツァルト!」は、グランドピアノを模した新しいセットで、それが回り舞台の上に載っていて、適宜、舞台が回る。蓋も、シーンによって開いたり閉じたり、開いた蓋の角度もシーンによってさまざま。

たとえば第二幕最後のフィナーレでは、奥からヴォルフガングとアマデが出て来ると、ふたりを乗せて蓋が上に開いて、かなりの勾配に見えた。

プログラムによれば、今回からのこの装置は、じつはピアノではなく、ハープシコードをモチーフにデザインしたものとのことである。

ショーカーテンが使われ、カーテンコールの後も、下りて来るのは以前のような緞帳ではない。