ジゼル
秋吉理香子「ジゼル」(小学館、1500円+税)
https://www.shogakukan.co.jp/books/09386479
を読んだ。
バレエを題材にしたミステリ。
この作家の本を読むのは、私は、3作目。(自殺予定日→絶対正義→ジゼル) 「暗黒女子」は映画なら見た。
で、三姉妹だったとか、ありなの?・・・(ちょいとネタバレ)
海外ならともかく、日本のバレエ団で主宰者を「総裁」と称するのは、違和感があるけど。
「きらら」に連載されたもの(2014年10月号から2016年2月号まで)で、本になるまでに1年半余りかかっていますね。
参考文献も、帯のコメントも、上野水香。
著者との対談。
→http://www.shogakukan.co.jp/pr/giselle/
続編の連載もはじまるとのことだが、ジゼルの次は何が来るのかな?
このところ、バレエを題材にした小説が続けざまに上梓されている印象。
とくに、7月に出た
雛倉さりえ「ジゼルの叫び」(新潮社、1500円+税)
は、こちらもジゼルがモチーフで、タイトルにもジゼルと入っていて。
どちらというなら、「ジゼルの叫び」のほうが小説としてはおもしろいです。
秋吉理香子「ジゼル」は、作中の「ジゼル」の役々(登場人物)についての解釈が読みどころ、かな。