市川海老蔵 第四回 自主公演 ABKAI2017「石川五右衛門 外伝」(シアターコクーン)
6月10日(土)に、シアターコクーンで、
市川海老蔵 第4回自主公演 ABKAI2017「石川五右衛門 外伝」
(作:樹林伸、脚本:松岡亮、演出・振付:藤間勘十郎、演出:雷海)
を観劇。
12時開演。
前日の9日が初日で、これが2ステージ目。
プログラムは、1500円で販売。
会場に掲出の上演時間は、一幕45分、休憩20分、二幕55分。
フィナーレの踊りから、カーテンコールまでも含めて、ほぼ2時間。まいどのことながら、市川海老蔵公演は、上演時間が短くてよいよね。
今月は、歌舞伎座の夜の部に行くつもりでいたが、「一本刀土俵入」の終演が、9時15分となっていて、それだと遅過ぎるのでやめにして(今月の歌舞伎座 夜の部の「一本刀」は、お君ちゃんが役者の子だから、よる9時過ぎてもノープロブレンってことなのでしょうが)、
で、急遽、一等席の当日引換券を買って、この、ABKAI2017「石川五右衛門 外伝」を見ることにした次第。
それに、石川五右衛門(海老蔵)が、柳生宗矩(右團次)・十兵衛(中山優馬)親子と対決するとなると、おもしろそうだし。
当日引き換えでどんな席になるだろうと思ったが、なんと、1階の8列目で、思いのほかの良席! 12000円+手数料でも、こんな良い席なら見に来てよかったというもの。
とにかく、客席通路使用が頻繁にして多数なので、1階席だとより楽しめましょう。
事前の(海老蔵丈の)テレビ出演等で、れいかちゃんとカンカンが出るかも、とのことだったが、所見のステージは、出て来たのはカンカンだけだった。客席通路から舞台へ、海老蔵丈とともに歩いて、カーテンコールにも、登場した。
二幕でお女中になった右若丈の「宣伝」がおもしろかったな。グッズや七月大歌舞伎の宣伝ぐらいはお約束だとしても、さらに8月の「座頭市」のPRまでして。
右若丈といえば、一幕で福之助くんといっしょの出番では、親子の設定だったのかな。福之助くんが転ぶのもおもしろかった。
今回は、福太郎くんも福之助くんも、福丸くんも、いずれも立役(男衆や、男の子役)での出演。
福太郎くんは、大詰の踊りでも、いい立ち位置でなかなか凛々しく、自然と目を惹かれた。
歌舞伎役者ではない出演者も加わってのだんまりがあったり、三上の百助(山田純大)、柳生十兵衛(中山優馬)が、白塗りで歌舞伎の化粧で演じていたのも、印象的。
成田屋と一座することが増えた右團次丈は、大敵っぷりもすっかり堂に入って来た。いずれは髭の意休が見たいな。
フィナーレでは、小判を模したキラキラの紙吹雪が、客席前方に降って来る。あまり前のほうの席だと頭から浴びることになるかも・・・