八月納涼歌舞伎の子役


昨日=8月10日(水)の観劇は、

八月納涼歌舞伎 第二部(歌舞伎座、14時45分開演) → 城下町のダンデライオン(CBGKシブゲキ!!、19時開演)


ということで、まずは、

歌舞伎座 八月納涼歌舞伎(8月9日〜28日)に出演の子役。


[第一部]

岡本綺堂 作、大場正昭 演出
「権三と助十」

序幕

長屋の子供 男: 上村紳太郎・安井智ゆき (交互出演)
長屋の子供 男: 大前優樹・醍醐晴 (交互出演)
長屋の子供 男: 板橋眞仁(※)・木澤翼 (交互出演)
長屋の子供 女: 板橋ひとみ(※)・高丸えみり (交互出演)
長屋の子供 女: 浅沼みう・菊地慶 (交互出演)
長屋の子供 女: 河城英之介・三瓶由騎 (交互出演)

第二幕

長屋の子供: 浅沼みう・菊地慶 (交互出演)

 ※「橋」の字は、正しくは別字体


[第二部]

奇想天外!お伊勢参りなのにラスベガス?!
十返舎一九 原作より、
杉原邦生 構成、戸部和久 脚本、市川猿之助 脚本・演出
東海道中膝栗毛
 〜弥次郎兵衛 喜多八 宙乗り相勤め申し候〜

信夫の若君 伊月梵太郎: 松本金太郎

供侍 伍代政之助: 市川團子

通行人/旅人: 市川猿


[第三部]

新古演劇十種の内「土蜘」

太刀持音若: 市川團子

石神実は小姓四郎吾: 波野哲之


笑福亭鶴瓶新作落語を歌舞伎に!
くまざわあかね 原作、小佐田定雄 脚本、今井豊茂 演出
新作歌舞伎「廓噺山名屋浦里(さとのうわさやまなやうらざと)」

禿 たより: 中村祥馬

禿: 大石優季・小椋裕大・宿口詩乃・光山心乃 (二人交互出演)
茶屋廻り: 加來真之介・坂本達哉・横山朝樹・吉田真守 (二人交互出演)


扇雀丈の部屋子さんは、歌舞伎座には初登場、ということですよね?(関西の劇場には、何度も出演していても)

宿口詩乃ちゃんは、エステーの「赤毛のアン」の名古屋キャストになっているから、そのあたりでしばらく抜けることになるのかな・・・


第二部は、猿之助演出の「東海道中膝栗毛」が、とにかくおもしろい。これでもかとばかりに、あの手この手のサービス精神たっぷりな演出、歌舞伎としてのパロディが横溢、風刺もありで、その上、若君・梵太郎(金太郎)と政之助(團子)主従が大活躍である。團子ちゃんの立ち回りが、なかなか魅せる。

市川猿くんが転ぶのがおもしろい。転ぶのがお約束になっていて、その都度、飴を欲しそうな様子なのに、飴は買ってもらえないのだ。

ラスベガスのシーンは、夢落ちとして処理されていた。

噴水の本水がすごいので、1階かぶりつきのお客さんたちには、水よけシートが配られていた模様。

天照大神(笑也)の登場が、小林幸子っぽい。

映像での花火も、歌舞伎座では、斬新。弥次郎兵衛(染五郎)と喜多八(猿之助)のダブル宙乗りでは、(染五郎が)後方連続回転も見せる。

東海道中膝栗毛」のあと、幕間が15分で、「艶紅曙接拙(いろもみじつぎきのふつつか) 紅翫」。観劇日(10日)の第二部は、17時12分の終演。