「ワンピース」の子役など


スーパー歌舞伎セカンド「ワンピース」(10月7日〜11月25日、新橋演舞場)に、日下部大智くんが出演している。第二幕のトニートニー・チョッパーで、三瓶由騎(みかめゆうき)くんという子と交互出演。

日下部大智くんは、歌舞伎の子役としてはすでにおなじみ(日下部大智くんは、子役指導がどちらの方のときにも出演しますしね)ですが、三瓶由騎くんははじめて見る名前です。

[補記] 三瓶由騎くんは、寺子屋生徒。→http://www.shochiku.co.jp/terakoya/news/2015/10/1011.html


まんたんウェブに、ゲネプロでの舞台写真が出ていますが、

http://mantan-web.jp/2015/10/06/20151006dog00m200024000c.html

第二幕のトニートニー・チョッパーは、

これ。→http://mantan-web.jp/gallery/2015/10/06/20151006dog00m200024000c/011.html
これとか。→http://mantan-web.jp/gallery/2015/10/06/20151006dog00m200024000c/012.html
あと、これ。→http://mantan-web.jp/gallery/2015/10/06/20151006dog00m200024000c/013.html


原作漫画のことは、絵柄を目にすることぐらいはあっても、ストーリーやキャラクターについては全く知らなかったが、次々に繰り出されるスペクタクルな演出と歌舞伎的なアレンジの部分だけで充分に楽しめるので、原作についての予備知識なしでも、それならそれで、おもしろく見られる。猿之助丈が、ルフィを「義経千本桜」の義経的なポジションとかいっていたのを何かで読んだ記憶があるが、だとしたら、白髭は平知盛っぽいよね。

すっぽんを含めて、迫りもガンガン使って、上がるわ下がるわ、舞台も回すし、本水が滝になって降るなかでの立ち回りはすごかったし、三幕での高速フライングもしかり。本水があれば、本火もあり。斜めの宙乗りは二幕にあって、花道の上を行くのとはまたちがう客席の上空路。くじらもプカプカ浮いたりして。
迫りは、カーテンコールでも使っていた。

昨日は初日だったからかも知れないが、ふだん歌舞伎が上演されているときの新橋演舞場とは、ロビーの雰囲気が少し異なる。客層も、明らかにいつもの歌舞伎のお客さんではないひとたちがそれなりに来ていた感じ。

子役も出ているし、もう一回見たいな。(初日の前日に、10月分の3階A席が少し戻っていたが、あれをひとつ買っておけばよかった、と後悔した)

福士誠治は、マイクを付けているのが見えたけれど、他の(歌舞伎役者ではない)俳優はどうだったのだろう? その福士誠治さんには「相模屋」っていう屋号があるんだ。