仏壇マクベス


「NINAGAWA・マクベス」に出演していた高橋英希くんと、子役の大内天くんが、藤川和彦氏のブログに紹介されている。

http://ameblo.jp/kazuhiko-fujikawa22/entry-12080438762.html

マクダフ(→http://engekisengen.com/stage/interview/yoshidakoutarou/)の息子役のひとり・大内天(そらと)くんは、「NINAGAWA・マクベス」のプログラムによると、『4人兄妹の長男』とのこと。惺(さとる)くんという弟の下にまだふたりいるのですね。


私は、「NINAGAWA・マクベス」は、今回はじめて見た。メインキャストでは、マクベス夫人(田中裕子)にもっとも見ごたえを感じた。

幕開きに客席通路をのそのそ歩いて出て来て、舞台に上がり、扉を開けるふたりの婆あが気になって、目が離せないな。舞台の扉を開けて、閉めるのもこのふたりの婆さんの役目で、上演中は舞台の両端に座して、仏壇のなかの芝居を見ているのだが、前半は、主に弁当を広げて飲み食いしていて、弁当のあとには団子とかおやつも食ったりもしている。とにかく、この婆ァふたりして、芝居を見ながらずっと食っていやがるな、と。

休憩後は、さすがに食うのは少しばかりで、芝居を見ながら、泣いたり耳を塞いだりと、けっこうなリアクションをしたりするふたりの婆ァなのであった。で、芝居の終わりが近づくと広げた荷を片付けはじめるので、この老婆の様子で、そろそろだなと、こちらも終演に備える心持ちに。