劇団ハーベスト第8回公演「MIRACLE8」(劇場MOMO)


劇団ハーベスト第8回公演

「MIRACLE8」

脚本:益永あずみ
演出:中村公平(劇団レトロノート)

 過去ログのこの(→http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20150621/p4)公演。

8月8日(土)に、中野 劇場MOMOで、午後6時開演のステージを見た。


全席指定で前売3800円だったが、カンフェティで少し安く出ていたチケットを買った。ちょうど段差が付く列なので、よさそうな席だと思ったのだが、・・・なんと!当日、客席へ入ったら、床がフラットな前3列(B列〜D列)の椅子は、列ごとに座面の高さがちがえてあって、少しずつとはいえ、後ろの列の椅子が高くなっていた。ので、せっかく段差が付きはじめの列でも、思ったほどの見やすさはなかった。

いや、それにしても、床がフラットでも、数列なら、椅子の座面の高さを変えることで、後ろの列を若干でも見やすくするという客席のつくり方があったとは! やり方って、あるものだなぁ。

劇場MOMOでの観劇は、はじめてだった。客席へは、外階段から入るのだね。

「MIRACLE8(ミラクルエイト)」は、一部ダブルキャスト(キックチーム=A、パンチチーム=B)で、出演者は、9人。(ただし、劇中の黒衣とか、開演前は物販で、別チームのキャストの登場もある)

配役は、

赤地成美: 松永ミチル
清宮弥生: 久保田紗友(A)・宮武佳央(B)
山口響: 山本萌花
小泉友希: 加藤梨里香(A)・川畑光瑠(B)
百田小夜子: 弓木菜生(A)・高橋紗良(B)
坂本拓郎: 渡辺佑太朗
鮫島美香: 広瀬咲楽(A)・青山美郷(B)
佐藤妙子: 布施日花梨(A)・望月瑠菜(B)
神山昇: 錦織純平(微熱DANJI)


で、8日の夜は、キックチーム(A)の出演回。

激羽部大学子ども教育学部の学生・赤地成美は留年の危機を回避するために、付属幼稚園の演劇会にエントリーし、最優秀賞を獲得して、8単位をゲットしようと目論むが、得意の妄想だけでは脚本は書けず、いっしょにやることになったメンバーたちにも揉め事、トラブル続出。果たして、ヒーローショーの上演にこぎつけることが出来るのか、っていうお話。

戦隊ヒーローのパロディに、バックステージものでもあり、ラブコメの味付けほど良く、終盤の劇中劇まで楽しい展開。

『この夏の劇団ハーベストは、アクションに挑戦します!』とあったのは、劇中劇の「美少女戦士ミラクルン」でアクションシーンがあるから。「MIRACLE8」というタイトルは、8単位の「8」と、「ミラクルン」を上演するメンバーが8人だからかな。8月だから、ってことはないのか?

で、今回のいちばんの見どころは、大学の学生支援センター(だったよね?)の職員・佐藤妙子だった。布施日花梨さんの佐藤妙子役が、傑作。あの「佐藤妙子」は、もう一回見たかった。

美少女戦士ミラクルンは、清宮弥生がレッドで、山口響がピンク。敵役のビースト、あがり症で失業中のOB・神山昇もおもしろかった。ゲスト出演者のもうひとり、渡辺佑太朗という木こりのひと、どこかで見た顔だと思ったら、「となりの関くん」だったのか、と。

・・・・それで、結局のところ、8単位はどうなったのかな?


カーテンコールでは、8月8日は「MIRACLE8」の日ということで、抽選で、8名様にサイン入りポスタープレゼントというのがあった。(F列のお客さんの当選率が高かった)

終わったのが、8時10分。