新版「人生は、ガタゴト列車に乗って・・・・・」(市川市文化会館大ホール)


浜木綿子芸能生活60周年記念
新版「人生は、ガタゴト列車に乗って・・・・・」

原作:井上マス、脚本:堀越真、演出:池田政之

9月13日(金)〜10月1日(火)、巡演
10月4日(金)〜10月10日(木)、博多座


3〜5月に行なわれた春のツアー公演から、一部キャスト変更をともなっての、秋のツアー公演である。メインキャストの変更は、左とん平加藤茶風間トオル川崎麻世、のふたり。


9月19日(木)の、市川市文化会館 大ホールでの公演を見た。

当初、観劇を予定していなかったが、「得チケ」が出た(S席7000円→3500円、A席6500円→2500円)ので、その気になった。春公演から子役に変更があるのかどうかも気になっていたから。

2500円+手数料(300円)のA席で、席位置は、2階席の最前列だった。でも、このホールの2階最前列は、手すりがじゃまですね。


市川市文化会館大ホールといえば、1994年8月に、ミュージカル「アニー」が3日間5ステージ上演されたことがあり、それを5ステージ全部見るつもりでかなり良席のチケットを持っていたが、諸事情で3日目の昼の部にだけ行き損なって、4ステージしか見られず、いまだにそのもぎられていないチケットもプログラムに挟んでとってある。

市川市文化会館に来たのはそれ以来だが、本八幡の駅から歩きながら、こんな場所だったっけ、着いたら着いたで、こんなホールだったのか…と、ほとんどはじめて来たような気分。19年も前のことになるのだから、いたし方なしか。ホール自体もけっこう古びている。


午後3時開演で、この日の終演は、6時8分ぐらい。

公演プログラム、1000円。


出演の子役は、

滋: 池田祐斗・和田凌河
厦: 楢原嵩琉・大西由馬

厦: 佐藤宏次朗・柴入拓矢
修祐: 浅岡祐輝・伊藤涼介

修祐: 小嶋一星・岡本健太郎

(各役とも交互出演)


春の公演(→http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20130407/p1)からの子役の配役変更は、

二幕の修祐役から大嶋康太くんが抜けて、一幕後半の厦役だった小嶋一星くんが二幕の修祐役に上がった。

一幕後半の厦役には、新たに、佐藤宏次朗くんが入った。


9月19日の出演は、名前を先に書いた5人で、4月のTHEATRE1010での観劇時とは別の子役を見ることが出来た。

なかでも、小嶋一星くんを見られて、よかった。「王様と私」で2回とも彼のルイスに当たったので、この舞台でも見たかったから。二幕の修祐はいい役だけど、出番が元日で、衣裳替えはない。あのジュースは、飲んでしまうのがお約束なのかな?

佐藤宏次朗くんは、舞台の上の印象がいい。これから活躍しそうな子だ、と思ったが、でも、この子は、劇団ひまわりでも仙台エクステンションスタジオ所属なのだね。(今回の秋のツアーは、岩手、福島、秋田で公演が組まれているから、あるいは、ご当地子役的な役割りも兼ねているのかも)


カーテンコールでは、春の公演と同様に、メインキャストによる手ぬぐい撒きがあった。

好みもあろうけれど、4月に見たときよりも、今回のほうが舞台がおもしろくなっていると思う。相手役の男優ふたりが代わったことや、その影響で、喜劇シーンの可笑し味や笑いのポイントに変化があったことに加えて、今でしょ、じぇじぇじぇ、倍返しなどの流行りものを取り入れた座長さんのアドリブもけっこう効いている。