四千両小判梅葉


今日は、新橋演舞場で、吉例顔見世大歌舞伎の夜の部を見た。ロビーに掲示のタイムテーブルは、午後4時開演で、8時11分終演。

夜の部は、「熊谷陣屋」「汐汲」「四千両小判梅葉」。「熊谷陣屋」は、仁左衛門休演で、松緑熊谷直実。代役と聞いて秘かに楽しみでもあったので、見ることが出来てよかった。

「四千両小判梅葉」が、おもしろい。時代は、安政。子役が出るのは、中山道熊谷土手の場。中山道の熊谷宿といえば、埼玉県の熊谷だから、熊谷次郎直実ゆかりの熊谷だね。御金蔵破りを犯した富蔵(菊五郎)の別れた女房がおさよ(時蔵)、ふたりの娘が子役のお民で、おさよの父がうどん屋六兵衛(東蔵)。捕縛され、唐丸籠で江戸へ送られる途中の富蔵が、女房、子、舅との別れの場。なかなかの見どころ。

前もって買っていたチケットで、石井晏璃ちゃんのお民を引き当てたので、重畳。あめりちゃんのお民が写っている舞台写真も出ていたので、喜んで買って来た。


熊谷の陣幕はいつもおなじみの鳩サブレー(鳩紋)、といいたいところだが、今回は、鳩サブレーよりも、「四千両」の序幕を見て、おでんが食べたくなった。