細雪(帝国劇場) その3


10月10日(月・祝)は、

帝劇開場100周年記念公演「細雪
(原作:谷崎潤一郎、脚本:菊田一夫、潤色:堀越真、演出:水谷幹夫)

今回公演を、3度目の観劇。

12時開演。


斉藤春貴ちゃんのお芝居は、行儀がいいと思う(役が嬢さんだからという意味ではなくて)。

悦子ちゃんの髪のリボンは、ちゃんと衣裳の服に合わせてあるのだね。衣裳といえば、最初の場の法事のときの悦ちゃんは冬服のセーラー服なのに、1年後の夏の洪水の日に学校から帰ったときの服が白のブラウスに紺の吊りひも付きスカートなのは、なぜだろう。夏服はセーラー服ではない学校なのかな。


この舞台って、着物を着て来るお客さんがけっこういる。それに、四姉妹の着物を見ているお客さんも多い感じ。私は全然着物なんて見ていないけど(笑)。どちらかというと、男優陣の衣裳のほうに目が行く。


第一幕第一場で、こいさん(妙子)が輝雄、秀雄とチャンバラをして、そのあと3人が正面向いて並んで「えい、えいっ」と刀を振り下ろすが、そのときの立ち位置が、秀坊は上手の4番で、輝坊が5番になるんだ。


帝劇の売店で、「細雪」の文庫本を買った。ので、原作で文豪谷崎はたとえば悦ちゃんをどんなふうに書いているのかなど、帝劇公演が終わってから舞台と較べながら楽しみに読もう。