ティアラこうとう・ジュニアバレエ団 第6回発表会 バレエ・コンサート


5月3日(火・祝)は、ティアラこうとう 大ホールで

ティアラこうとう・ジュニアバレエ団第6回発表会 バレエ・コンサート(構成・演出・振付:石井清子)

を見た。

午後3時開演で、終演は、5時20分過ぎぐらいだった。

プログラム、200円。(いつの間にか、キャストに学年表記がなくなった。たしか、昨年のプログラムからだったか。バレエはメイクして登場すると、年齢不詳ってことも多いから、学年 or 年齢ぐらいは入れてもらいたいな。何年も前から出演しているメンバーなら、以前のプログラムを探して見れば、ある程度は分かるけど、新しく入って来るメンバーもいるのだし…)


今回は、

第1部 ブリリアント・プロローグ2011
第2部 シンデレラ


「シンデレラ」の主な配役は、

シンデレラ:松本莉加子
王子:春野雅彦
継母:堤淳
姉たち:岩崎佳音、権守美加子
仙女:古田土彩
道化:中村瑛人
王子の友人、ダンス教師、オリエンタル王 他:高井将伍
王子の友人、郵便屋、スペイン 他:岸本亜生
四季の妖精 他:川口和香、小野春佳、川上朝子、野山静海
小妖精、小道化:黒澤奈織、甲斐愛梨、高埜瑞稀、杉山晴香


会場で、プログラムを見たら、「シンデレラ」が、セルゲイ・プロコフィエフの「シンデレラ」(全幕)だったので、びっくり。発表会用に創ったシンデレラをやるのかと思っていた。考えてみれば、「シンデレラ」は上演時間はそんなに長くないし、大人のバレエ団が上演する場合でも子役の起用が多い演目だから、ティアラこうとう・ジュニアバレエ団がやるには、ぴったりの作品。

継母や大人の男性役を東京シティ・バレエ団からのゲストが担って、そもそもが童話の世界だということもあり、全く違和感なく楽しめた(すぐにも再演して欲しいくらい)。全幕バレエが見られて、うれしい一日になった。

「シンデレラの父親」の役はなかった。お父さんがいないと、シンデレラの寂しさ倍増だね。ねずみちゃんは、5匹出て来た。小妖精の踊りを見ていたら、シンデレラがいつの間にか、舞踏会用の衣裳に変身、ドレスアップしていた
「時計」はちゃんと12人で、番号がついていた。時を告げる音とともに順番に捌けて行く、分かりやすい振付。

ここ数年のこのジュニアバレエ団は、松本莉加子さんが主役という流れで来ている。ここ3年だと、白雪姫(松本莉加子)→人魚姫(岩崎佳音)→シンデレラ(松本莉加子)だけど、岩崎佳音さんは今回は姉役に回っているし、昨年にしてもブリリアント・プロローグでメインのアダジオは松本莉加子さんだったから。…ということで、この傾向は、来年も続くのかな。それとも、そろそろ世代交代するかな?

道化を踊った中村瑛人くんは、役柄とも着実にステップアップしていて、目を惹く。黒澤奈織さんはだんだんいい役を踊るようになって来た(今回は、ブリリアント・プロローグでも)。

また来年見に行きましょう。

帰路は、すっかり雨模様になった。