壽 初春大歌舞伎(新橋演舞場)


今日(1月2日)は、新橋演舞場で、

壽 初春大歌舞伎

初日の夜の部を観劇。

午後4時30分開演。筋書は、1300円。

幕間には、2階ロビーで、「こいつぁ春から」(NHK教育)の生中継をやっているのを、ちらっと見た。


「寿式三番叟」は、中村富十郎休演との告知が出ていたが、代役は立てずに、翁を一人にしてやっていた。


「実盛物語」は、太郎吉で出演の、秋山悠介くんの名子役ぶりがますます盛ん。


「浮世柄比翼稲妻」の禿みどりは、原口智照くん。もうひとりは、須田あす美ちゃん。(須田あす美ちゃんは、東京で歌舞伎公演に出るのは、昨年5月の新橋演舞場以来になるのかな…)

以前に「浮世柄比翼稲妻」を見たのは国立劇場大劇場で、しかも両花道だったから、今回は舞台が窮屈に見えたり、「鞘當」もちょっと印象がちがったり。

「浪宅」の場の終わりの、濡れ燕の小袖に着替えた山三が出て来て「水を一杯汲んでくりゃれ」から、とくに、「あの葛城は一夜妻、内に残すは宿の妻」のセリフや、そのあと、山三が花道で振り向いて、息絶えなんとするお国へ、片手拝みで別れを告げて引っ込むまでが、たまらない。
濡れ燕の小袖って、いいよね。




なお、2011年1月、壽 初春大歌舞伎(新橋演舞場)に出演の子役は・・・

(昼の部「御摂勧進帳(ごひいきかんじんちょう)」は、それぞれの小姓に子役は起用していない)

[夜の部]

「源平布引滝 実盛物語」
太郎吉: 秋山悠介・山田瑛瑠 (交互出演)

「浮世柄比翼稲妻」
葛城の禿みどり: 須田あす美・原口智照 (交互出演)
禿: 明野響香・浅野加寿希 (交互出演)
禿: 工藤優・渡邉明日香 (交互出演)