高澤祐介(38)


12月26日(日)付の読売新聞埼玉版に、

狂言師 高沢祐介さん 38 (坂戸市)

という記事が載っていて、記事中には、長男の龍之介君(12)のコメントも。


この高沢(高澤)祐介というひと、三宅右近の弟子だとしか知らなかったが、もともと野村家の血筋ではあるのだね。

記事は詳しく書いていないが、祖母が、6世野村万蔵、9世三宅藤九郎の妹ということだ。

その祖母の勧めで、12歳のとき和泉元秀に師事するが、17歳のとき狂言をやめる。高校を卒業して就職するが、三宅右近の舞台を見て感動し、会社を辞めて弟子入りするものの、ここでも、また挫折。別の仕事に就いていたが、狂言を捨てたことを悔やみ、三宅右近のもとへ復帰を志願、やがて許され、修行を再開。

なかなか苦労している。親戚筋に生まれたとはいっても、伝統芸能は親がその道のひとでないと、続けるのは簡単ではないということなのかな。

同記事には、『舞台で生計を立てられるようになったのは最近』、『年200回以上の舞台をこな』す、とある。