アンデルセン 初日
4月7日(火)は、四季劇場[秋]へ、
ミュージカル「アンデルセン」
を見に行った。本年最初(で、もしかしたら今年最後?)の四季観劇。
午後6時30分開演。上演時間、2時間20分(途中休憩20分含む)。初日の終演は、8時57分頃。
公演プログラム、1300円(四季の会々員料金。一般価格1500円)。
演奏は、録音。
劇団四季バレエ団を見るつもりで、けっこう張り切って出かけたが、バレエシーンに関しては期待はずれ。そもそもミュージカルだし、キャストはバレエを踊るだけでは済まないのだから、このくらいか…。バレエなら、バレエ団の公演を見たほうがずっといい、という当たり前のことを痛感。
十何年前かに見たときには、若い頃のアンデルセンはこんなだったのかな、などとおめでたく受けとって素直に楽しんだ記憶があるけれど、さすがに、今回はそう単純には見られなくて、このミュージカルが、アンデルセンの半生を、それこそおとぎ話に仕立てているということが、なるほどと頷けた。有名なアンデルセン童話を劇中に上手く織り込みながら、彼の抱えていたコンプレックスをプリマバレリーナへの想いと失恋に集約して「人魚姫」創作へと重ね、そのバレエ公演の成功をえがいて、ラストはアンデルセンが作家として称賛されるハッピーエンド。
ハンスのマダム・ドーロへの想いには、ファンが俳優やダンサーへ抱く感情が映されているようで、そこがちょっと面白い。
舞台を見ながら、劇中でハンスが語り、また劇中劇として演じられるアンデルセン童話のどれもが、じっさいにバレエやミュージカルとして繰り返し劇化されて、いまでも様々に上演されているのだということを、改めて認識させられる。
初日とあって、客席は、招待客多数。
キャストでは、梅崎友里絵さんが、いいな(と、いつだったか、前にも書いた気がする)。