三月大歌舞伎「元禄忠臣蔵」昼の部 初日


2日(月)に、歌舞伎座さよなら公演 三月大歌舞伎「元禄忠臣蔵」の昼の部を観劇。

この日、初日。11時開演。

30分と、15分の幕間あって、2日の終演は、午後4時5分。初日のせいもあろうが、5時間超。

今月の昼の部は「江戸城の刃傷」、「最後の大評定」、「御浜御殿綱豊卿」。


澤村宗之助丈の病気休演と配役変更の掲示が出ていた(筋書には、同旨の挿し込みあり)。

五月大歌舞伎の演目が掲げられていたが、團菊祭は付かずにただ「五月大歌舞伎」になっていた。海老さまが「しーばーらーく(暫)」やるって。


今月、「元禄忠臣蔵」に出演の子役は、すでに書いたとおり。
  http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20090302/p1


「最後の大評定」、初日の子役は、おくうが吉村海くん、吉千代が春木来智くん。吉村海くんのおくうは、挙措もセリフ(声)も女の子らしいつくりで、存外に似合っていて、なかなかイケてた。春木くんの吉千代は、声もよく通っていたし、相変わらずの見目よさ。

第二幕第二場の、赤穂城大手御門前から、城外往還への転換の仕方には、ちょっとびっくり。門を上手後方へ引いて舞台を斜めに使うと、あんなふうに、一転してリアルな広がりを創り出せるものなのか、と。


「御浜御殿綱豊卿」、2日のお伊勢詣りおいぬ某は、品川文音ちゃん。


ところで、「御浜御殿綱豊卿」で、伊勢詣りが2度出たり、幕開きで綱引きがあるのは、前回(2007年6月)の歌舞伎座でもやってたのね。そのこと、全く失念していた。下田澪夏ちゃんの出演歴を確認しようと、自分のブログの過去ログを見て、気付いた。
 →http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20070625/p3
(もしかして、これって、仁左衛門丈の綱豊卿のときは、ずっとそうだったのかな?)

ということで、この件、お詫びして訂正するとともに、最近の他のログにも修正や削除をほどこしてあります。

かような次第もあり、芝居そのものについての感想等は、今月は控えることにします。

([追記]3月17日に、再見。→http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20090321/p1)