みんな、素敵な人だった
「悲劇喜劇」(早川書房)に連載されている、
福田善之「みんな、素敵な人だった」
は、2008年3月号の第20回から、新宿コマ劇場で氏が演出した榊原郁恵主演の「ピーターパン」初演時のエピソードとなり、
3月号、第20回 「ピーター・パン」のこと、その1
4月号、第21回 「ピーター・パン」のこと2、そのほか
これを読もうとて、3月号と(いま売りの)4月号を購入したが、
どちらも、新宿に出かけた折に、紀伊國屋書店で入手した。ちょっと大き目の本屋にも見当たらなくて、昨今では、気軽に買えるほどこの雑誌は流通していないようだ。
さて、この「みんな、素敵な人だった」を読んで、榊原郁恵主演の福田善之版では、タイトル表記が「ピーター・パン」で、ポスターなどでは「ピーター★パン」となっていたことに気づかされた。
むかしのプログラムを探してみたら、かろうじて、1984年と1985年のものが押入れの奥から出て来た(むかしむかしは、観劇してもプログラムは買わないことも多かった)。たしかに「ピーター・パン」で、タイトルだけでなく、配役表記も「ピーター・パン」となっている。
84年と85年のプログラムを見ると、子役として内田順子、石鍋さとみ、佐藤聖子。(このあたりは記憶にあったが) さらに、赤坂晃、高橋チエ、川瀬香織、という名前まであって、びっくり!
高橋チエ、川瀬香織、といえば、他のミュージカルや、ドラマの子役として印象的な活躍が記憶に残っているに、どうして「ピーター・パン」に出ていたことを、私は忘れていたのだろう…
さらに、85年のプログラムには、(当時の)日本テレビ音楽学院の広告が載っていて、そのなかには、日本テレビ主催ミュージカル「アニー」主役とその仲間募集(6〜18才の女の子。主役2名とその仲間たち18名を募集)、という篠崎版「アニー」初演を前にしての子役募集の告知もある。