「日本橋物語3 最愛のひと」を観劇

11/22(水)は、夕方から「日本橋物語3 最愛のひと」を見に明治座へ。初日以来で、2度目の観劇。夜の部で、4時半開演。子役は、初日とは別組を見ることが出来た。

初日は退屈して見ているのがしんどかった芝居だが、公演期間も終盤に入ってか、俄然見ごたえあるものになっていた。やはり舞台は生きもので、新作の上に、スペクタクルシーンもけれん味もない、こうした舞台は、初日に見ると損をするなぁと、思った。上演時間は、初日より数分長くかかったのに、むしろテンポがあるように感じた。

たとえば、二幕の終わりで、津田節子(三田佳子)が夫惣吉(北大路欣也)の浮気を疑って女優(三原じゅん子)の家へ乗り込むところなどは、初日には取ってつけたような場に思えたのに、今回は、素直に笑って楽しむことが出来た。
主役ふたりの夫婦役に実感が出て、幕切れに花道を引っ込むふたりの姿に余韻が生まれて、しみじみとよかった。


映画やドラマで知られる守山玲愛ちゃんを舞台でははじめて見た。なかなか面白かった。やはり、一幕の結婚式シーンでの井原繁役が見どころだろう。
この舞台での子役は、その井原繁役を除くと、おおむね景色的な使われ方をしている。一幕の終わりでは、津田惣吉夫妻には3人の女の子がいるが、それを視覚的に見せるために子役を登場させ、二幕では、5人つづいて女の子が生まれたあとにやっと6人目に男の子が出来た、という子だくさんな様子を見せるために、子役を使った登校風景を出すといった感じで、一幕の最後では、長女から三女を演じていた3人の子役は、二幕の登校シーンでは、四女から長男までの下の3人を演じている。


守山玲愛ちゃんもいいが、この日(=11/22夜)は出ていなかった平本亜夢ちゃんがかわいい!と思う。
小道具のぬいぐるみが、気になる。
(南雲有紗ちゃんと、浦野光生ちゃんの見分けがつかない…)