「ライオンキング」日本公演通算5000回

昨日、7月30日(日)は、「ライオンキング」東京公演を観劇。午後1時開演。
「ライオンキング」日本公演の、4都市通算5000回目のステージ。
内訳は、東京2697回、大阪673回、福岡700回、名古屋930回。

この日から販売の公演プログラムも体裁が改まり(2006年7月30日付)、料金が、一般2000円、四季の会会員1800円(各税込)に改定された。

ちなみに、「ライオンキング」の公演プログラムは、開幕時の最初のもの(まだ、日本公演の舞台写真が入っていなかった)が1200円、すぐ次の版から2000円になり、しばらく2000円がつづいたあと、福岡が先んじて1600円になり、そして今回の料金に到るといった流れ。

その新体裁のプログラムには、キャスト紹介のページに、17日に卒業した子役ふたり(高畑岬くん、石丸椎菜さん)の名前はなく、この5000回公演を前に卒業することが既定のことだったと察せられる。

5000回を期しての新プログラム発売にしては、収録の舞台写真のヤングシンバは(1年以上前に卒業している)吉武怜朗くんが中心のセレクトで、いささか横着な印象がしなくもない。

また、「ライオンキング」開幕以来、プログラムの巻頭を飾っていた浅利慶太氏の写真と挨拶文がなくなった。さすがに、『四季劇場[春]こけら落としの日に』の文章では旧くなり過ぎたということだろうか。
さて、5000回目のステージ。開幕時と同じ配役は、ティモンの中嶋徹さん、男性アンサンブル6の太田泰信さんのふたりだけ。ちがう役で出演の開幕キャストとしては、(男性アンサンブル8だった)雲田隆弘さんがザズ役で。この日出演の初日キャストは、以上の3人で、振り返れば隔世の感、がする。

ヤングシンバは長谷川成義くん、ヤングナラは林愛夏さん。

長谷川成義くんは、顔立ちに魅力があるが、舞台での身体のこなしが、総じて、重たい。体形的にも、動きにもキレがないので、見ているほうも重たくなる。「早く王様になりたい」での、ひとつひとつの語をかみくだいてうたうような歌唱も気になった。うたを語るのは、ミュージカルに不慣れな新劇俳優に任せておきたい。
「星のしずく」で、一部セリフがこもって聞こえたのは、前の場でマイク(?)の調子が変だった影響を引きずっていたためか。
林愛夏さんはかわいいが、この組み合わせだと、線の細さが痛々しい幼さとも映り、バランスはよくない。

ダチョウが新装されて以降、ヤングシンバとヤングナラが、ダチョウの首を操作しつづけなければならず、それが忙しく感じられたが、今回の観劇では、ふたりがダチョウを操る様子が、とくに林さんのヤングナラはよく見えて、ここでのダチョウ捌きを、それなりに面白いと思えた。(ヤングシンバが人さし指で指ささなくなって久しいが、未だにこれは、違和感のひとつだ)


通算5000回達成の特別カーテンコールが行なわれたが、その様子は、劇団四季公式サイトに詳しいので、とくに書かない。
http://www.shiki.gr.jp/clipboard/index3.html