清水の次郎長外伝〜恋女房お蝶の奮闘記〜 (三越劇場)



4月14日(金)に、三越劇場4月公演「清水の次郎長外伝〜恋女房お蝶の奮闘記〜」(作: 小金丸大和/演出: 小林大祐/音楽: 生貝隆)を観劇。たむらプロ製作の舞台。



6時半開演、終演は9時過ぎ。この公演は、夜の部の休憩時間が昼の部より短かく設定されている。



プログラムが、1000円。チラシに載っていなかった、澤井杏奈ちゃんが出ていて、ちょっとびっくり。



この日のお客さんは、どう見ても関係者なひとたちが少なからず。年配のひとも多数。客席は、半分埋まっていなかったと思う(平日だからなのか、こんなものなのかは不詳)。

張出し舞台を設営のため、座席は、2列が最前列。



2003年の秋に博品館劇場で上演された「JIROCHO」という舞台の再演だという。といっても、ストーリーや登場人物などには変更があった模様。今公演の振付は、ボビー吉野、(振付補・指導で)吉野ひろみ、という現在の「アニー」を手がけているコンビ。



初演の「JIROCHO」については、公式ページが残っていて(敵役で出演している正希光さんのサイトからリンクされている)、ダイジェストの動画や、ストーリー、配役を見ると、今回公演とのちがいが、大雑把にでも分かるのではないかと思う。



さて、ストーリーは、いわゆる清水の次郎長をめぐるエピソードの変形といったもので、本来の次郎長伝や、むかしながらの時代劇のそれに馴染んでいると、話がちがうので、違和感はある。

小柳ルミ子さんを看板に据え、女房のお蝶をシンに持って来て、年下の若い次郎長。森の石松も死なないし、大政・小政もイメージがちがうなぁ…。(なんたって、私が思いえがく次郎長といえば、杉良太郎高橋英樹だもの。下手をすると、子どもの頃に再放送で見た鶴田浩二だったりする)



「うたを交えてのダンス時代劇」といった内容で、ジュニアキャストの4嬢(藤井玲奈、田邊香織、加藤愛梨、澤井杏奈)も、ほとんどダンスアンサンブルでの出演だが、けっこう踊ってくれるし、かわいく使われているので、充分楽しめる。二幕で、キツネになって踊るシーンも印象的。群集シーンでは、澤井杏奈ちゃんの演技が、面白い。



ウルトラマンレオなひとの山岡鉄舟(真夏竜さんのことね)が、ずい分と格好よいので、もう一回見たいな。



当日券を買ったのだが、直前まで、当日券が500円増しになることを忘れていた。・・・あー、こんなことなら、イープラスの「得チケ」を買えばよかったかと、瞬時、後悔。

(前売りが、7000円。得チケは、6300円+手配料300円。400円の差額なら、普通に当日券を買ったほうがよい席が取れるだろうと思いの外、7500円となると得チケとの差額は、900円。900円安ければ、字義通りに得した気にもなれるというものだ)



 (当ブログ内の関連ログは、こことか、こちら)





早目に着いて、開場時刻まではたっぷり時間があったので、日本橋三越のなかを行ったり来たり。開催中だった「バルトの楽園」展も見物したが、無料だけあって、これといった見どころ、なし(目玉は、4/15のマツケンさんご来場の日だろうから。あ、でも、この日は誰れか声楽家のひとが、うたをうたっていた)。松平健グッズなどを売っていた。映画のチラシだけ、もらった。



出演者紹介のパネルを見て。大後寿々花ちゃんがデビューした「国盗り物語」は、2000(平成12)年の明治座公演ということだから、北大路欣也主演の舞台のことだったのか、と。